2023年度JST「戦略的創造研究推進事業 先端的カーボンニュートラル技術開発(ALCA-Next)」に採択
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の2023年度戦略的創造研究推進事業 先端的カーボンニュートラル技術開発(ALCA-Next)において、書類及び面接選考を経て、理工学術院 関根泰教授の提案が採択されました。(応募総数:198件、採択総数:28件)
採択された技術領域「資源循環」では、資源の効率的な循環利用を低環境負荷で可能とし、温室効果ガス排出量の削減に大きく貢献する技術や材料、化学的プロセスの研究開発を推進することを目指しています。資源循環の観点から、提案の斬新性や実現可能性、温室効果ガス排出量をどの程度削減可能かという点が重視され、エネルギーフローやマテリアルフローの観点から、温室効果ガス削減について定量的な目標を設定の上、それを達成する具体的な技術が示された提案であるかが優先された結果の採択となりました。
採択課題(技術領域:資源循環)
関根 泰(理工学術院 教授)
「ケミカルループ法による革新的CO2転換材料の開発」
ALCA-Nextとは
世界各国においてカーボンニュートラルの実現に向けた動きが加速し、GX(グリーントランスフォーメーション)関連投資も急速に拡大しています。GXの実現のためには、2050年のカーボンニュートラルを実現するとともに、産業競争力の強化、経済成長・発展が必要不可欠です。今後の温室効果ガス(GHG)削減目標の達成や将来産業の創出に向けては既存技術の導入だけではなく新規技術の創出が必要であり、そうした技術を継続的に生み出すためには、産業界における実証や技術開発と並行してアカデミアにおける研究開発と人材育成への支援、企業とアカデミアの真の連携による社会実装が求められます。
これに応えるために開始されたALCA-Nextは、カーボンニュートラルへの貢献という出口を明確に見据えつつ、個々の研究者の自由な発想に基づき、科学技術パラダイムを大きく転換するゲームチェンジングテクノロジー創出を目指す事業です。(出典:JST ACLA-Nextウェブサイト)
【設定されている技術領域】
・蓄エネルギー
・エネルギー変換
・資源循環 ※今回本学が採択された領域
・グリーンバイオテクノロジー
・半導体
・グリーンコンピューティング・DX