Research Organization for Nano & Life Innovation早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構

News

ニュース

き裂を自己修復する金属配線を金属ナノ粒子の電界トラップを用いて実現

Japanese Journal of Applied Physics, DOI: 10.7567/JJAP.54.06FP03
“Self-Healing Metal Wire using Electric Field Trapping of Metal Nanoparticles”
理工学術院 博士課程 古志知也,理工学術院 准教授/ナノ・ライフ創新研究機構 研究所員 岩瀬英治

キーワード:自己修復型金属配線,金属ナノ粒子,伸縮電子デバイス

*成果のポイントself-healing

  • 配線全体へ電圧を印加するだけで、配線のき裂の場所や大きさを知らずとも、き裂のみを選択的に修復し、かつ過度な修復を行わない“自己修復機能”を有する金属配線を実現した。
  • 金属配線を金属ナノ粒子分散液で覆い、配線に電圧を印加すると、き裂にのみ生じる電界によりき裂付近の粒子に誘電泳動力が生じ、粒子がき裂にトラップ(電界トラップ)され、き裂が修復される。
  • 曲げや伸縮によってき裂が生じやすい、伸縮電子デバイス内の金属配線への応用が期待される。

【関連リンク】
2016/3/29 日経新聞 夕刊1面 掲載
「ひび割れ・キズを自ら再生 先端素材の開発続々 航空機や車向け」

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/nanolife/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる