2050年に向けた地球規模でのエネルギー・環境問題の解決には材料と化学プロセスの革新が重要であり、本研究所では、目的に叶った原子・分子の超高選択的反応、配列および高次構造形成の実用レベルでの達成とそれらを利用するプロセス・システムとのコンカレントな研究開発による、革新的物質変換・分離プロセス、環境浄化技術の創出を目指しています。このため、資源生産・エネルギー変換や燃料・化学品製造といった川上産業分野を対象に、カーボンリサイクルや資源循環技術、環境浄化技術の創出に貢献する、新規触媒、分離膜、吸着剤の開発とそれらを組み込んだ省エネルギー・高効率プロセスの研究開発を行っています。また、高機能性炭素材料などの高効率製造プロセスの開発を進め、新規デバイスの研究開発促進への展開を目指します。