“高濃度の塩が共存するホウ素含有排水の処理剤の開発” 化学工学会第77年会、2012年3月
早稲田大学循環型環境技術研究センター / 株式会社AZMEC
理工学術院 松方 正彦,株式会社AZMEC 正田 武則,循環型環境技術研究センター 松岡 一雄
理工学術院 関根 泰,菊地 英一,山崎 淳司
キーワード:ホウ素 低コスト水処理 エトリンガイト 大学発ベンチャー
*成果のポイント
- 経済的な処理が難しかった排水中の有害元素を、これまでになく低コストかつ高効率で吸着回収できる、凝集型沈殿剤を開発
- 処理原理は水中で形成されたエトリンガイトによるホウ素の固定化
- 一般的な排水(塩化物イオン、硫酸イオン等を高濃度で含む)においても従来の凝集分離法や陰イオン吸着材を用いた方法と異なり、高い吸着性能を示す(右図)
- 早稲田大学発ベンチャー株式会社AZMECにて「カテナチオaqua」として製品化
- すでに実用化を開始しており、適用産業分野は窯業、ガラス製品製造業、メッキ業、金属再生業、産業廃棄物処分場、石炭火力発電所など