Center for Data Science早稲田大学 データ科学総合研究教育センター

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「データが繋ぐ企業と大学の新しいコラボレーション」開催(2019.5.17)

2019年5月17日、データ科学総合研究教育センター主催の第6回シンポジウム「データが繋ぐ企業と大学の新しいコラボレーション ~早稲田大学とCTCが作るセキュアな研究用データ共有基盤~」を開催しました。本年度1回目となる今回、本学の学生・教職員、一般向けのシンポジウムとして、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)の研究用データ共有基盤について、また本学の研究用データ共有プラットフォームについて講演が行われました。

開会では、本学副総長・理工学術院の笠原博徳教授が挨拶を述べました。笠原教授は、データサイエンスは重要な知識・技術であり、早稲田大学でもデータサイエンスに関わる一貫した教育と研究支援を行うことで、全学的な研究力の底上げを目指すためにデータ科学総合研究教育センターを設置しており、今後このセンターを軸に、大学、企業、公的機関等と連携し、研究事業、人材育成事業を広く世界に展開していきたいと述べました。

司会進行は、データ科学総合研究教育センターの小林学教授が務めました。

本学副総長・理工学術院 笠原博徳教授

 

データ科学総合研究教育センター 小林学教授

 

開会挨拶後、CTCのデータ戦略について3つの講演が行われました。まず、広域・社会インフラ事業グループ エグゼクティブプロデューサーの野村典文氏より、「スマート社会におけるデジタル人材育成 ~産学連携による教育イノベーション~」と題し講演がありました。野村氏は、超スマート社会(Society5.0)とは「データ」が重要となる集約型社会であり、超スマート社会を支える組織と人材(STEAM; S:Science, T:Technology, E:Engineering, A:Art, M:Mathematics)が重要になること、系統学習教育から探求型教育へのチェンジ、デザイン思考教育とデータサイエンス教育の統合の重要性を述べました。その達成のために重要となるのがデータサイエンス分野の人材育成であり、データ活用力、デザイン思考力を持った人材の教育が急務になっていることを説明しました。大学側はセキュアな環境でのビジネスの実データが利用でき、企業側は大学との共同研究等による新たなビジネス拡大ができるため、産学連携は今後ますます重要なポイントとなる点を強調されました。同社の産学連携の取り組み事例も多く紹介され、来場者たちは真剣に聞き入っていました。

次に、エンタープライズビジネス企画室 AIビジネス推進部 部長の久保田さえ子氏より、「CTCのAI・データサイエンスの取組」と題し講演がありました。久保田氏は、CTCでのAIアナリティクスの取り組み、AIケイパビリティを強化する支援サービスの説明の後、ソリューションの例として、現在の業種別におけるAIやデータサイエンスを活用した実例を紹介されました。また、AIを用いたスマートシティの実現、画像解析やプログラミングのポイント、カメラを用いたリアルタイムでの異常値検知についての企業での実際の活用方法や効率化の実現例について紹介がありました。さらに、様々な企業が抱える情報基盤における課題についても説明があり、来場者の興味関心を誘いました。

次に、エンタープライズビジネス企画室 プロダクトビジネス推進部 課長の小野友和氏より、「早稲田CDS データ分析共有プラットフォームのご紹介」と題し講演がありました。小野氏は、研究教育プラットフォームにおいては、共有で使える統合AIプラットフォームの構築がすすんでおり、それによりデータ解析に十分な時間を割けることについて実例が紹介されました。さらに、早稲田大学をインフラ面でどう支えるかという視点で、AIライフサイクルとプラットフォームデザイン、そして研究教育用データ分析プラットフォームについて説明がありました。そこで、データ科学総合研究教育センターのプラットフォームの紹介があり、その特徴や今後の活用方法の広がりについて述べられました。また、本学のプラットフォームは安全性が確保されていること、その利便性や有用性についても説明があり、来場者は情報を熱心に収集していました。

CTC 広域・社会インフラ事業グループ エグゼクティブプロデューサー 野村典文氏

 

CTC エンタープライズビジネス企画室 AIビジネス推進部 部長 久保田さえ子氏

 

CTC エンタープライズビジネス企画室 プロダクトビジネス推進部 課長 小野友和氏

 

次に、データ科学総合研究教育センター教務主任・社会科学総合学術院の須子統太准教授より、「早稲田大学の研究用データ共有プラットフォーム」と題し講演がありました。須子准教授は、企業から早稲田大学へデータが提供されることは本学にとって大きなメリットがあり、そのデータを利活用することで本学においてもデータ提供元においても様々な可能性が広がることになると述べました。そのために、本学の教員とデータ提供元とをつなぐハブの役割となる「Waseda Integrated Research Platform (WIRP)」を新設したこと、そのメリットについて紹介がありました。また、WIRPの実例について具体的企業名をあげて説明し、今後WIRPによる連携を拡大させていくことについて述べ、来場者たちはその説明に引き込まれていました。

閉会にあたって、データ科学総合研究教育センター所長・理工学術院の松嶋敏泰教授より講演者への御礼と、今後本センターにおいてますます産学連携が進むことで、本学のみならず日本のデータサイエンスを発展させる可能性を秘めていることについて述べました。会場では、本シンポジウムの成功を祝す来場者からの拍手が響き渡り盛会に幕を閉じました。

データ科学総合研究教育センター教務主任・社会科学総合学術院 須子統太准教授

 

データ科学総合研究教育センター所長・理工学術院 松嶋敏泰教授

 

真剣に聞き入る来場者

 

シンポジウム概要

  • 日時
    2019年5月17日(金) 15:00~16:40
  • 場所
    早稲田大学40号館1階102プレゼンルーム
  • 言語
    日本語
  • 主催
    早稲田大学 データ科学総合研究教育センター
  • 共催
    早稲田大学高度データ関連人材育成プログラム

 

チラシはこちら

 

主催・お問合せ先

早稲田大学データ科学総合研究教育センター事務所
TEL:03-3204-9164
Email:[email protected]

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