2021年9月10日(金)、データ科学センター主催、第1回早稲田大学データサイエンスアイデアコンテストをオンラインで開催いたしました。
本イベントは、コロナ禍で交流の機会が減少してしまった2年生と1年生を対象に「データ科学とは」、「データ科学の重要性」を理解し、これから本格的にデータ科学を学ぶ上で役立つ機会を提供することを目的とした、未来を語るためのコンテストです。
第1回となる今回は「SDGs × データサイエンス」をテーマに、持続可能な未来社会を創造するために、解決したい課題や実現したい未来にデータサイエンスをどのように活用できるのか?についてアイデアをプレゼンし、アイデアの目標設定や必然性等を競いました。参加チームは事前に発表動画と資料をLMS上で相互視聴するとともに、学内、および協賛企業の審査員の方々から受けた評価・コメントをもとに資料をさらにブラッシュアップさせ、当日の発表に臨みました。
コンテストの冒頭では、創造理工学部経営システム工学科の後藤正幸教授より開会挨拶をいただきました。司会はデータ科学センターのDou准教授が務めました。
参加チームは発表10分、質疑5分でプレゼンテーションを行い、質疑では審査員の方々から様々な質問、意見をいただき、熱い議論が行われました。
当日発表を行った12チーム(43人)のうち、以下のチームが最優秀賞・優秀賞を受賞しました。
最優秀賞
受賞チーム:中国留守偽大学生
発表テーマ:HITFOD(Hope in the face of disaster)現代社会における災害適応力を強化する
優秀賞(2チーム)
受賞チーム:チームばななーー
発表テーマ:未来を予測できますよカメラ
受賞チーム:ビックリトルサザン
発表テーマ:地域密着型の公園への改善システムの提言〜「住み続けられるまち」にするために〜
また、他にも未来社会アイデア賞、データサイエンスリサーチ賞、データ科学センター賞など全8部門の賞を各チームが受賞しました。受賞結果はこちら。参加チームの発表内容はいずれのチームもハイレベルで、大変僅差での受賞チーム決定となりました。
閉会にあたり、データ科学センターの小林学教授は講評のなかで、ご参加いただいた協賛企業の方々、聴講者の方々へ感謝の念を述べられるとともに、各チームのアイデアの素晴らしさ、大きな可能性を評価されました。各チームは、近年急速に認識が広まるSDGsの様々な課題に対しいかにデータサイエンスを活用していくかを考えアイデアを競いましたが、それらを実現・実装させるために、是非、データサイエンスへの学びを継続してほしいと熱く語られました。
発表者の中にはデータサイエンスに初めて触れたという参加者も多く見られましたが、この体験を機に、さらにデータサイエンスへの興味・理解を深めていただき、次のステップへ進んでいただければと思います。また、今回は聴講のみで参加された方も、次年度は是非発表者としてご参加いただければと思います。