競技スポーツセンターは、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動プログラムの一環として、「希望の車いす」の活動を部員に広報しました。6月は、早稲田大学ヨット部、ワンダーフォーゲル部、7月は、剣道部、応援部、航空部、ワンダーフォーゲル部の部員たちが参加しました。
希望の車いすとは?
世界中に車いすを必要としている人々は約2,000万人いると言われています。そのほとんどの人々は経済的理由で車いすを購入することができません。一方、日本には使われなくなった車いすがたくさんあります。これらの車いすを無償で提供いただき、丁寧に整備して修理を行い、主に東南アジアの人々に無償で送り届けるとともに「希望」も届ける活動を行っています。
◆開催日
毎週火曜日 10:00~16:00
(WAPは午前中のみ活動)
◆会場
聖書キリスト教会5階
東京都練馬区豊玉北1-12-3
(西武池袋線「江古田駅」から徒歩8分、大江戸線「新江古田駅」より徒歩4分)
◆主催
NPO法人「希望の車いす」
活動報告
「希望の車いす」の活動は、アメリカ人宣教師メリーさんの『使われなくなって放置されたままの車いすを、一人でも多くの方の届けたい』という思いから始まりました。毎回、オリエンテーションの際にメリーさんやNPO法人「希望の車いす」の谷理事長から、この団体の設立趣旨や活動の意義についての説明を伺ってから、実際の作業を開始します。
実際の作業は、タオル、やすり、クリーナー等を使って車いすの本体やタイヤ、スポークなどの「さび」「汚れ」を消すために、丁寧に繰り返し磨きあげる地道で単純なものですが、徐々にピカピカに仕上がっていきます。わずか2時間という短い時間でしたが、部員たちは目に見えてきれいになっていく車いすを見て、活動の達成感を十分に感じることができたようです。
<6月7日 ワンダーフォーゲル部>
<6月21日 ヨット部・ワンダーフォーゲル部>
<7月5日 剣道部・応援部・航空部・ワンダーフォーゲル部>
昨年に続き、久しぶりにこのボランティア活動に参加したヨット部の服部勇大選手(商学部3年)は、「普段、車いすで生活している方々や発展途上国の人々と関わることはほとんどありませんが、彼らが車いすを受け取ってうれしそうに笑っている姿を見て、ボランティア活動の必要性を感じました。しかし、このような素晴らしい活動であるにも関わらず、なかなか若者たちの活動への参加が少ないようです。今後は私だけではなく、周囲の仲間も巻き込んで、この活動に参加していきたいと思います」と語っています。
WAPボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自覚を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。