土方さんは本学部コーチングコースに所属し学びを深めると同時に、プロサッカー選手として日テレ・東京ヴェルディベレーザに所属されており(インタビュー時点)、日々その両立に取り組んでいます。2024年3月に開催されたU-20アジアカップでは得点王となる活躍を残しました。今回はそんな土方さんの学業×スポーツの両立の取り組みについて伺いました。
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―早稲田大学スポーツ科学部の受験を考えたきっかけは?
選手としても人としても尊敬する先輩である植木理子さんが早稲田大学スポーツ科学部を卒業しており、本学部に関するお話を聞いたのが最初のきっかけ。プロ活動に打ち込みながら学業にもしっかり取り組むことができると考えました。
―学業とプロ活動の両立において工夫していることは?
練習等の活動と授業の履修計画をあらかじめしっかり計画することが必要。中にはオンデマンド形式*の授業もあるため、隙間の時間を活用し履修するなど時間を有効に活用することも重要。またパフォーマンス維持のためには、睡眠も大事な要素となるので、睡眠時間がしっかりととれるように時間のやりくりに気を付けている。
*オンデマンド形式:動画コンテンツの配信により授業が行われ、時間場所を問わず視聴ができる。内容に関しては小テストやレポートなどの課題が課される。
スケジュール例
5:30 | 起床 |
9:00~11:00 | 練習 |
― | 所沢キャンパスへ移動 |
13:10~14:50 | 授業履修(3限) |
15:05~16:45 | 授業履修(4限) |
― | 帰宅 |
18:00~ | コンディションに応じてケア/トレーニング等 |
21:00~22:00 | 就寝 |
―本学部に入学して良かったことは?
授業の中には「アスリート論」や「テーピング実習」などスポーツに直接活きる内容が学べるものもあります。また私が所属しているコーチングコースではパフォーマンスの分析などの分野もあり、これもサッカーに活かせるのではないかと考えています。さらには今後、国際的な舞台で活躍する選手を目指すと必要になるであろう英語についても、授業を通して学ぶことができます。学業とサッカーを両立して取り組むことができ、且つ学習したことをサッカーに活かすこともできることが良い点だと考えています。
―学業面/スポーツ活動面での今後の目標・意気込み
サッカー面に関しては、U-20ワールドカップでの優勝を目標に取り組んでいます。また個人面では、自分はFWの選手なので、これまでも大事にしてきたゴールに向かう姿勢、バリエーション、そして得点にこだわっていきたいです。そして、そのような国際舞台で活躍する選手になるためにも、所属チームでのタイトル獲得にまずは貢献したいとも考えています。
学業面では、パフォーマンス分析等を学ぶことでフィジカル面の強化に活かすなど、学業面での成果を競技力向上に活かしていきたいと考えています。また国際舞台での活躍を目指す中で英語力の向上にも引き続き努めていきたいと思います。
―受験生へのメッセージ
スポーツ科学部は文武両道で取り組むことができる環境だと思います。また、そういう環境だからこそしっかり取り組まないといけないという責任も感じています。学業もスポーツもどっちつかずにならずに取り組むことが次につながると考えているので、両面を成長させるために日々取り組んでいます。私が学業とスポーツ双方の成長に取り組めているように、皆さんにとってもスポーツ科学部に入学すると、たくさんの楽しみが待っていると思います。そんな未来に向けて受験生の皆さんも今できることを、ぜひ十分に取り組んでほしいと思います。

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