School of Sport Sciences早稲田大学 スポーツ科学部

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アスリートの「朝食」に着目。スポーツ栄養研究所からアスリートのためのレシピ本が出版されました。

4月24日に、スポーツ科学学術院教授・スポーツ栄養研究所所長の田口素子先生の監修のもと、エームサービス(株)との共著『アスリートのための朝食術』が出版されました。

早稲田大学スポーツ栄養研究所は、早稲田大学総合研究機構におけるプロジェクト研究所として2013年度に発足。スポーツ科学学術院の教員を多数擁し、運動生理学やスポーツ医学など幅広い研究分野からアスリートの栄養に関わる研究活動を推進してきました。本書は、同研究所とエームサービス(株)との連携のもと、7年間の研究成果を活かし、アスリートの「朝食」をテーマにしたレシピ本です。

本書は、「本格的にスポーツに取り組んでいる学生でも朝食を抜いている」という同研究所の調査結果、特に一人暮らしのアスリートの欠食率が高い傾向にあることに着目。アスリートの体づくりやパフォーマンス向上には欠かせない「朝食」の大切さを説くとともに、時間がない朝に一人暮らしでも、料理が苦手な人でも作れる「時短簡単レシピ」を紹介しています。

毎日の生活に取り入れやすいよう、スーパーやコンビニで手に入る身近な食材や電子レンジの活用に触れながらも、同研究所による既刊書「アスリートの栄養アセスメント(第一出版 2017年)」の内容を実際の食事に落とし込み、スポーツ栄養学に基づいたわかりやすい解説も加えられています。アスリートはもちろん、アスリートを支える幅広い方におすすめの一冊です。

■書籍の概要

アスパラのホットサラダと厚焼き玉子サンド ©Aoyama Noriko

タイトル : アスリートのための朝食術
発売日   : 2020年4月24日
定 価   : 1,400円+税
仕 様   : B5判/120ページ
発 行   : 女子栄養大学出版部
監 修   : 田口 素子

PART 01 アスリートにとって朝食とは
– たんぱく質は毎食適量摂取が大事(卵、納豆、ソーセージ、豆腐、魚缶)
– 朝食における糖質摂取の重要性(ごはん、めん、ごはんのお供)
– 朝食で不足しがちな栄養素(具だくさん汁)
– アスリート食は特別か?(夕食からのアレンジ)

オフ期の朝食例(ホットケーキプレート 、ヨーグルト、●グレープフルーツ )©Aoyama Noriko


PART 02 アスリートのための食事術
– トレーニング期の朝食
– 朝練がある日の朝食
– 試合前調整期の朝食
– 試合当日の朝食
– 試合後の栄養補給と翌日の朝食
– オフ期の朝食
– 遠征・合宿時の朝食

<調査結果、コラムなど目次>
– DISCUSSION 奥野景介×田口素子
– 朝食の欠食状況
– 朝食欠食の原因とリスク
– アスリート特有の食事の諸問題
– 早稲田大学スポーツ医科学クリニックのサポート事例 他

 

<早稲田大学スポーツ栄養研究所>
2013年4月に早稲田大学の田口素子教授を所長として発足したスポーツ栄養学に特化した我が国初の研究所。競技者のための最新の栄養・食事ガイドライン策定に関わる研究を推進し、エビデンスに基づくスポーツ栄養学の発信を行うために設立された。運動生理学やスポーツ医学などの同学内教員を中心に、幅広い分野の企業とも連携しながら研究活動を実施しており、2017年度には全所員及び招聘研究員が参画して「アスリートの栄養アセスメント」を出版。

<エームサービス株式会社>
三井グループと米国アラマーク社の合弁により設立された給食事業会社として、グループ全体で全国約3,900ヵ所の施設で1日約130万食を提供。スポーツトレーニング施設などでの食事提供をはじめ、約50の企業や団体、学校においてスポーツ栄養サポート業務に取り組み、栄養指導や遠征先への帯同など幅広い業務を行う。早稲田大学スポーツ栄養研究所には2013年4月の発足時より共同研究者として参画し、栄養アセスメントについて現場応用を行うための実践研究ほか、多くの研究で連携。

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