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スポーツ科学部ってどんなところ?所沢オープンキャンパスをレポート!

スポーツ科学部ってどんなところ?所沢オープンキャンパスをレポート!

 

1.はじめに

こんにちは。スポーツ科学部4年生の黒川と申します。2019年8月24日に、所沢キャンパスで早稲田大学スポーツ科学部・人間科学部のオープンキャンパスが行われました。10時の開場には多くの方が詰めかけ、普段見慣れたキャンパスは初々しい風で一杯となりました。そんな所沢オープンキャンパスについて、主にスポーツ科学部の企画を中心に在学生の目線からレポートし、来場できなかったみなさんにお届けしたいと思います。

2.学部説明会

今回のオープンキャンパスで最初に行われたのが学部説明会です。
教務主任(入試担当)の作野誠一先生が、スポーツ科学部の概要、入学後のコース選択・ゼミ選択、入試制度について丁寧に説明されていました。会場には一見いかにも体育会系にみえる生徒さんからそうでない生徒さんまで、幅広い層の方々が多く集まり、所沢キャンパス一番の大教室が満席となる大盛況となりました。

スポーツ科学部に対する誤解のひとつに、「スポーツ選手のための学部である」という見方がありますが、それは全く違います。スポーツには「する」、「みる」、「ささえる」など様々な関り方があり、スポーツのあらゆる側面に興味をもつ方々に向けた、多様なカリキュラムが用意されています。初年度はスポーツの多様性に触れる導入教育を徹底し、2年次に7つのコース(スポーツ医科学、健康スポーツ、トレーナー、スポーツコーチング、スポーツ教育、スポーツビジネス、スポーツ文化)を選び、自身の専門性を高めます。2年秋からのゼミでは、どのコースを選択しても他のコースの先生のゼミにも入ることができ、自分の学びたいテーマについて学びを深められます。在学生として説明会を聞くと、あらためてスポーツ科学部が用意している科目の多様性や専門性に驚かされます。スポーツに興味のある全ての人々を受け入れる環境が整っていると感じました

3. 模擬講義・研究内容展示

学部説明会の後は、岡田純一先生による模擬講義「トレーニング科学―原則と基礎知識―」が行われました。学部説明会に引き続き、満員の会場で来場者は熱心に先生のお話に耳を傾けていました。私はスポーツビジネスを専攻しているので、トレーニングにまつわる講義はとても新鮮で、興味深く拝聴することができました。岡田先生のお話の中で、「筋肉の成長とは難しい環境に体が適応して生まれていくことである」というフレーズが印象に残っています。困難な状況を乗り越えて成長するのは、人間的な内面だけでなく、筋肉もまたそうなのだと気づかされました。大学生活における自分の成長を振り返ってみても、困難はあらゆる成長の糧になっていたのだと、なんだか哲学的な気持ちにさせられました。

また、学部説明会が行われた教室前のラウンジでは、スポーツ科学部の先生方の研究紹介パネルと、先生方の著書の数々が所狭しと展示されていました。説明会での内容を裏打ちするように、スポーツに関る多種多様な側面からの研究活動を俯瞰的に眺めることができます。ここでも多くの方々が足を止め、先生方の研究活動や著書を興味深げに眺めていました。

ちなみに、先生方の著書の中でも、個人的なお薦めとして、スポーツビジネスを志望する方にはビジネスコースの平田竹男先生の授業を書籍化した「トップスポーツビジネス論」と、コーチングを志望する方には私のゼミの先生である倉石平先生著「バスケットボールのコーチを始めるために」を挙げさせていただきます。ご興味のある方は是非ご一読ください。

4 .個別相談会

模擬授業の後は、現役の学生・教職員による個別相談会にお邪魔しました。多くの皆さんが行列を作り、現役の在学生や教職員に熱心に相談していました。
この場をお借りして、当日多く耳にした質問について紹介するとともに、あくまで個人的な意見とはなりますが、私なりにお答えしていこうと思います。

Q1. スポーツ科学部って体育が得意な人しか学生生活をエンジョイできないの?

A.決してそんなことはありません。私は高校3年間運動部での活動経験がなく、大学でも体育各部に入っていませんが、実技の授業をとても楽しんでいますし、実技の授業を通して多くの体育各部会の学生と仲良くなることができました。

Q2.サークルってどんな感じですか?

A.部活動の先輩・後輩関係がありながらも、同好の士が集まり、競技や趣味を程よく楽しむことができます。早稲田大学には数多くのサークルが存在しますが、所沢キャンパスでも独自の活動を行っているサークルはたくさんあります。また、スポーツ科学部生でも早稲田キャンパスのサークルに参加している人は多くいます。
ちなみに私はアナウンス研究会所属で、スポーツ科学部の友人の中にはクイズ研究会とバンドサークルに所属している人もいます。スポーツ科学部といっても、スポーツ系のサークルに所属している人ばかりでもありません。

Q3.早稲田大学の他の学部の授業に参加できますか?

A.参加できます。現在スポーツ科学部では卒業のために必要な単位数のうち30単位(半期授業15科目程度)を「オープン科目」等としてスポーツ科学部以外の早稲田大学の学部授業から取ることができ、自分の興味にあわせて幅広く学ぶことができます。

Q4.ゼミってどんなことをするの?

A.2年次秋学期から、学生それぞれの関心に応じた学修を深めるため、ゼミと呼ばれる演習(コース基礎演習・専門演習)を受講します。多彩な分野で研究されている教員のもと、個々人によるスポーツ課題の発見・研究を進めると共に、その成果を同じゼミ生の前で発表することもあります。ゼミによっては教員の研究の補助を行うこともあり、研究室が一丸となって取り組んでいます。

Q5.一人暮らし・寮どちらがおすすめ?

A.住みやすさの基準が人それぞれ異なると思うので、実際に寮やアパートに行って見学してみる必要があると思います。経済面や通学面では寮に分がある一方、プライバシーや人間関係では、一人暮らしの方が気楽かもしれません。あらかじめ自分の適性を見極めることが大切だと思います。私は個人的に寮での生活があまり合わなかった経験があるので、実際に体験入寮をさせてもらえるところを見つけておけばよかったなと思っています。

Q6.就職ってスポーツ関係にしか行けないのですか?

A.私はまだ就職していませんが、進路データを見たり、今までの卒業生の話を聴く限り、スポーツ分野以外にも一般企業の多彩な現場で活躍している方がとても多くいらっしゃいます。スポーツを通して学ぶことで得られるマインドは実社会でもきっと役立つと思います。

 

5.おわりに

このたびは最後まで読んでいただきありがとうございました。私が今回のレポートを通じて一番みなさんに伝えたかったのは「運動が得意でなくてもスポーツ科学部の学生生活は楽しめる」ということです。私自身、プロ野球観戦とJリーグ観戦は好きでしたが、高校生活で一度も部活動に関わることがなく、体育の評定が特段髙くない、いわゆる運動音痴の生徒でした。スポーツ科学部に合格した時は、嬉しさよりも運動が得意な学生達の中で良好な人間関係を作れるかとても不安でした。しかし、入学してみると体育会系と非体育会系の学生が両方一定数存在していて、分け隔てなく友好を築くことができました。

そして学生の中には、普通では会えないような世界で活躍するメダリストやプロ選手の卵たちがいて、スポーツを通して仲良くなることができます。こうした同級生の存在は、私にとって良い刺激となっています。活躍するフィールドは全く違うけれど、日夜スポーツを頑張っているトップアスリートの姿をみていると、私もスポーツビジネスの分野で頑張らなくてはという気持ちにさせられます。

どんな学生も、スポーツを通じて互いに切磋琢磨することができるのは、スポーツ科学部がスポーツを通じた多様な学びかたを提供できる、とても環境が整っている学部だからこそだと思います。スポーツが好きなあらゆる方にスポーツ科学部をお薦めしたいと思います。

所沢オープンキャンパスでは、ご紹介した説明会や模擬講義、個別相談のほか、各種体験企画やキャンパスツアー、奨学金説明会等、実に様々な催しが行われています。今回のレポートではごく一部の紹介に留まりましたが、当日の盛況ぶりやスポーツ科学部の魅力が少しでも伝われば幸いです。

 

スポーツ科学部4年 黒川 正将

(学年は記事作成時のものです。)

 

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