School of Sport Sciences早稲田大学 スポーツ科学部

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【先輩たちのキャリア選択】アシスタント・アスレティック・トレーナー/飯田 聡さん(2013年卒業)

早稲田大学スポーツ科学部を選んだ理由は何ですか。

高校を卒業するまで、ずっとサッカーをやってきたこと、その中で多くの怪我を経験したこともあり、自然とスポーツ医学に興味を持ち始めました。早稲田大学というトップレベルの大学でアスレティックトレーニングが学べるという理由で、早稲田大学スポーツ科学部を選択しました。

学生生活を送り、特に印象に残っていることを教えてください。

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学生時代、広瀬先生とゼミ仲間と一緒に                 (広瀬先生は一番右、飯田さんは左から2番目)

早稲田大学での4年間の生活の中で特に印象に残っていることとして、多くの人との出会いがあります。それぞれの分野でトップレベルの教授陣、アスレティックトレーニングやスポーツ医学を学んでいる学生からスポーツビジネス等の異なる分野を学んでいる学生、トップアスリート、第一線で活躍されているOBやOGの方々といった様々な人と出会えたことは、自分の価値観や視点を広げてくれました。また、4年間を通じて知り合った人との繋がりは、 今でも続いており、スポーツという共通のものに様々な形で関わりながら、日本のスポーツ環境向上に取り組んでいる仲間との出会いは、一生の財産です。将来は、今まで出会ってきた仲間と一緒に協力をして日本スポーツ界へ貢献できればと考えています。

 先生からのアドバイスや言葉で印象に残っていることは何かありますか。

恩師の広瀬統一先生がゼミのモットーとしても使われている「自主性と協調性」という言葉は、学生時代から渡米をした今でも自分の頭の中に強く残っており、日々の活動の中で常に意識をしています。組織で様々な人と関わりながら仕事をするうえで、自分の役割を理解し、自ら行動を起こして、日々自分の知識と技術を向上し、仕事の質を上げることを意識しながら、一緒に働いている周囲の人と協力し、お互いに良い影響を与え、組織に貢献していくことは非常に重要です。自主性と協調性のバランスを上手くとることを意識して日々働いています。

現在の職場を選んだ理由を教えてください。

SKC2017_iida-satoshi早稲田大学を卒業後、1年間の準備期間を経て、アメリカ、アーカンソー州にあるUniversityof Arkansasの大学院へ進学し、アスレティックトレーニングを勉強しました。修士課程1年目が終わった2015年の夏に現在の職場にあたるSporting Kansas Cityからサマーインターンとして働かせて頂く機会を与えて頂きました。その後、修士課程を修了し、アメリカのアスレティックトレーナーの資格取得をした際に、シーズンを通して1年間アスレティックトレーナーとして働くシーズナルインターンのポジションをオファーして頂き、このシーズナルインターンシップを終える少し前に、チームからのサポートもあり、正社員として雇って頂くことができました。就職先として現在の職場を選んだ理由としては、プロサッカーという環境で、医療に関わる様々な人(医師、アスレティックトレーナー、理学療法士、マッサージ師、カイロプラクター等)が協力し合って、選手の健康管理に取り組んでいること、また、クラブのビジョンが明確で、職種に関わらず、クラブに関わっている人全員がクラブの成功に向けて共に働いていることが挙げられます。

最後に早稲田大学スポーツ科学部を目指す受験生へのメッセージをお願いします。

将来の夢は、色々な環境に身を置き、様々な人に出会うことで変わるものだと思います。私自身も、アスレティックトレーナーとして働きたいという考えは早稲田大学入学前からありましたが、アメリカに渡ってアスレティックトレーニングを勉強し、異国の地で実際に働くことは、入学前は頭の中にありませんでした。早稲田大学在学中にオーストラリアやアメリカといった他国に訪れ、異なる文化に触れることができた経験や、様々な人との出会いを通じて、新しい視点や考えを得ることができたことは自分のやりたいことや将来の夢を明確化するうえで大きな助けとなりました。早稲田大学スポーツ科学部は、多くの選択肢を与えてくれ、夢を探し、それを実現することを手助けしてくれる環境が整っています。自ら行動を起こし、夢を追いかけることで、自然と周りの人々が助けてくれる環境が早稲田大学スポーツ科学部の魅力だと思います。


飯田 聡
Sporting Kansas City
アシスタント・アスレティック・トレーナー

Profile

アメリカプロサッカーリーグのMajor League Soccer(MLS)に所属する、Sporting Kansas CityでAssistant Athletic Trainerとして、サッカー選手の健康管理、傷害予防、怪我の対応/治療、リハビリといったメディカルサポートを行っている。また、必要に応じて、セカンドチーム やユースアカデミーのサポートもしている。

※掲載情報は2017年度7月のものです。

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