人にやさしいモバイルシステムLSIのために
佐々木俊介, 修士課程2年
昨今のモバイルシステムは、携帯電話やPDAの普及に伴い、これらを融合したスマートフォンなど、めざましい発展を遂げています。馬場研究室では、社会や環境だけでなく、高齢者や身障者、主婦など家庭をベースにする人々のための「人にやさしいモバイルシステムLSI」の実現を目標とし、研究活動に取り組んでいます。研究内容は大きく3つに分かれており、一つは制御システムの最適化を目的としたPSO(粒子群最適化)アルゴリズムの改良とそのLSI応用展開、二つ目はWSN(無線センサーネットワーク)のLSI設計、三つ目は生体情報センシング技術の開発です。これらの開発に取り組むことで、これからのモバイルシステムの発展に貢献できるような研究開発を行っています。
2015年4月現在、当研究室には、研究員1名、修士課程11名が在籍しており、うち9名が中国や台湾からの留学生です。研究を進めていく上で日本語、英語、中国語の3ヶ国語が飛び交い、活発な議論が日々行われています。さらに、メンバー同士が日々の交友の中でお互いの文化の違いを学びながら友情を育み、歓談から研究の相談までし合あうことが出来る雰囲気の良い研究室です。研究以外にも、研究室で飲み会やサッカー観戦に行くなどメリハリをつけた研究室ライフを送っています。
また、研究室の指導教員である馬場先生は、研究について助言してくれるだけでなく、学生一人一人の事をしっかりと考えて下さる思いやりのある方です。時に厳しく、時に優しく、的確なアドバイスを与えて下さり、私たち学生を正しい道へと導いてくれます。自身を成長させる最適な環境が整っている研究室であると思います。馬場研究室に少しでも興味を持って頂けた方は、是非、研究室にお越し下さい。いつでもお待ちしています。一緒に研究をしましょう。心より歓迎いたします!!
(写真左から : 国内学会にて、研究室懇親会、研究室の様子)