志村研究室へようこそ!
修士課程1年 李 天平
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Ⅰ. 研究生活
半導体は今、とても重要な分野であり、私たちの研究室でも新しい可能性を追求して日々研究に取り組んでいます。

研究室メンバー
1. 研究プロジェクト
現在、私たちの研究室では主に以下の2つのプロジェクトに取り組んでいます。
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志村先生が前任の大阪大学在籍時より取り組んでいる「Geレーザー」の研究
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半導体企業と共同で進めている「SiC欠陥工学」の研究
学生は、自分の興味に合わせて研究テーマを選ぶことができます。
Geレーザーのプロジェクトでは、レーザー溶液結晶化という手法を使ってGe(ゲルマニウム)のマイクロディスクを作製し、シリコンチップと互換性のある高効率レーザーの開発を目指しています。
SiCプロジェクトでは、日本の大型放射光施設「SPring-8」のX線を用いて、SiC結晶中の欠陥を解析しています。私たちは、X線トポグラフィーを活用した結晶評価技術に注力しています。毎週の研究室ミーティングでは、志村先生が丁寧に指導してくださいます。それぞれが自分のテーマをもって責任を持って取り組んでおり、みんなで協力しながら研究に打ち込む日々を楽しんでいます。
2. 共同研究・学術交流
私たちの研究室では、大型装置や特殊な設備を使う必要があるため、他大学や研究機関との共同研究を積極的に行っています。例えば、お隣の九州工業大学(Kyutech)や、志村先生の前任地である大阪大学の研究室とも連携しています。

志村研究室@大阪大学
この前の冬休みには、志村先生の案内で大阪大学の渡部研究室に訪問し、フォトルミネッセンスの測定を行いました。また、研究室メンバーの黄さんは、東京理科大学での学術交流にも参加しました。
このように、志村研究室では、研究に熱意を持ち続ける限り、さまざまな研究活動やコラボレーションの機会があり、幅広い経験を積むことができます。
こうした交流を通して、異なる分野の研究に触れたり、他大学の研究者と知り合えたりと、多くの学びが得られます。
3. 学会発表
私たちはSSDM (International Conferences on the Solid State Devices and Materials)やJSAP(応用物理学会)などの学会にも参加しています。学会では、最新の研究動向を学び、コミュニケーションスキルを磨き、他大学の研究者と交流することができます。学会への参加は、学術コミュニティでの活動を活発に保ち、視野を広げるうえで大いに役立ちます。
Ⅱ. 日常生活
1. 食事・イベント
毎学期、研究室で1~2回程度、居酒屋や焼肉に行くなどの懇親会を開いています。

焼肉きんぐで歓迎会
研究室にはいつも何かしらのお菓子が置いてあります。教授や学生が、みんなで分けられるように差し入れてくれることもあります。ちょっとしたことですが、研究室の雰囲気をとても温かく、親しみやすいものにしてくれています。
2. 教授との関係
志村先生はとてもフレンドリーで、いつも笑顔で私たちを尊重し、温かく接してくださいます。
日本語が話せない学生が病院に行く際に先生が自ら付き添ってくださったこともありました。心から学生を思いやってくれていることが伝わってきます。
先生の誕生日には、みんなでお祝いをします。研究室のみんながより親しくなるイベントとなっています。
3. 学生同士の関係
研究室はまだ比較的新しく、学生同士がとても仲が良いのが特徴です。
一緒に食事をしたり、研究について話し合ったり、互いにサポートし合っています。
研究室の雰囲気はとても明るく活気があり、仲の良い友人同士が協力して研究をしているような居心地の良さがあります。