吉増研究室へようこそ!
修士課程 1年 楠 広太郎
現代の生活に欠かせないスマートフォンや無線通信デバイス。その裏側で重要な役割を果たしているのが高周波アナログ回路です。吉増研究室では、この無線通信用の高周波回路の設計と開発に取り組んでいます。
普段の研究では、パソコンを使ってGoldenGateやADSといった専用の回路シミュレータを用い、無線通信用の回路設計を行います。特に、低雑音増幅器、電力増幅器、発振器、ミキサといった回路を中心に研究を進めています。高周波回路に初めて触れる方でも、吉増先生の講義や先輩方からの丁寧なアドバイスを通じて、必要な知識とスキルをしっかり習得できる環境が整っています。
設計が終わると、作成した回路レイアウトを基に企業と連携してチップ試作を行います。そして、完成したチップの性能を研究室の実験室だけでなく、提携先の企業でも測定します。自分が設計した回路がチップとして形になり、測定結果が期待通りに出たときの達成感は、一言では表せません。また、研究成果は国際学会や専門雑誌で発表する機会も多く、研究内容を世界に向けて発信できるチャンスがあります。
ゼミでは、プレゼンテーション能力を磨きつつ、最新の研究についてディスカッションを重ね、新たなアイデアを共有しています。
現在、吉増研究室には10名の修士課程の学生が在籍しており、学業面でも生活面でもお互いにサポートし合う、和やかな雰囲気が特徴です。研究で忙しい日々の合間には、みんなで温泉に出かけたり、リラックスする時間も大切にしています。
アットホームなこの研究室で、ぜひ私たちと一緒に新しい無線技術の可能性を探求してみませんか?

学生室の様子

実験室の様子

食事会の様子