立野研究室へようこそ!
博士課程1年 石塚 良
立野研究室では、主にワイヤレスネットワークを用いた通信システムの開発を行っており、リモートモニタリングシステムの構築に向けて研究を行っています。現在は消防隊員の安全管理を行うシステムを構築しており、隊員の行動推定や位置推定を行っています。屋外測位システムの代表例としてよく耳にするGPSは屋内において、衛星電波との送受信が難しく、ストレスなく使用するには不十分です。そこで、私達の研究室では複数の無線通信モジュール「ZigBee」や「LoRa」を設置し、モジュール間における受信電波強度の値を用いて、ターゲットの推定位置座標を割り出しています。また、リモートモニタリングシステムの構築は外部機関と連携して研究を行っているテーマでもあり、公共施設などに訪問し、より実践的な場面を想定して実験を行っています。これらの過程で生じる問題点とその解決策を考え、実用化に向けた測位精度の向上に努めています。
毎週木曜日に開かれるゼミは、それぞれの研究経過の報告をする場であると同時に、様々な考え方やアイディアを共有する意見交換の場でもあります。立野先生は研究に対してとても熱心な方で、問題点に対して納得のいく解決策を見つけるまで真摯に向き合ってくれます。
最後に、立野研究室では、ここでは紹介できなかった様々な研究にも取り組んでいます。「こんな面白いものを作ってみたい」、「問題を解決したときの達成感を味わいたい」という方は、是非、立野研究室で一緒に研究しましょう。