博士後期課程1年 Song Wen
近年、情報技術の発達に伴い、製造業は大きな変化を遂げてきました。情報技術は、生産効率の向上、コスト削減、利益向上のためにますます役立てられています。それが、私たち藤村研究室の研究です。私たちの研究は、生産スケジューリングの最適化、もののインターネット(Internet of Things)の応用、産業におけるデータ分析を含め、次世代の生産情報システムに焦点を当てています。より具体的には、次のような研究対象があります。
1) ヒューリスティック(発見的)アルゴリズムに基づくフレキシブルジョブショップスケジューリング問題の解法に関する研究
2) iBeaconを使用した、移動軌跡分析のための室内位置情報アルゴリズムの研究
3) 加工工場におけるセンサーの異常検知と相関分析に関する研究
ほとんどの学生が、私たちの研究活動での使用を推奨されているJavaでコーディングを行っています。しかし、研究対象に適した言語を利用することは自由で、特定の言語の使用に限定されることはありません。また、書籍や研究文献の購入を申請することも自由にできます。また、藤村研究室では、このような分野のテーマについて研究する上での制限は全くありません。
私たちの研究室には日本を始め、タイ、インドネシア、エチオピア、中国など様々な国の出身者がいます。学生は類似したテーマを研究しており、意見を交換し、アイデアを共有し合って研究を進めています。また、藤村教授が毎週開催しているゼミに全員が参加しています。学生は、このゼミでプレゼンテーションを行い、研究状況を報告し、成果を定期的に発表しています。藤村教授と学生が質問をしあい、各自、提案をしていきます。これがより良い成果につながっています。
本研究室の指導教員である藤村教授は、豊富な知識を持ち、いつも笑顔を絶やさない優しい教授です。教授は非常に根気強くかつ用意周到に、研究活動と教育の両面に精力的に取り組んでいます。藤村教授は専門研究分野における非常に優れた研究者であり、また、学生の問題にいつでも対応してくれる親しみやすい先生です。近年、当研究室のメンバーは、藤村教授の大きな支援をいただきながら日本と外国の両方の学会に多くの論文を発表しています。
さらに多くの情報技術が製造業で使用されようになることは確実です。まさに今こそ私たちと一緒にこうした知識を学ぶ時だと思います。この分野に関心のある方は、是非、藤村研究室にいらしてください。