Institute of Comparative Law早稲田大学 比較法研究所

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【開催報告】公開講演会「ローマ規程の20年:成果と課題」(ピーター・ルイス氏 国際刑事裁判所書記)が開催されました

日 時:2019年1月22日(火) 16:30-18:00
会 場:早稲田大学早稲田キャンパス8号館3階大教室
講 師:ピーター・ルイス 国際刑事裁判所書記
司 会:古谷修一 研究所員、法務研究科教授
参加者:104人(うち学生86人)

ピーター・ルイス 国際刑事裁判所書記

ピーター・ルイス 国際刑事裁判所書記

ルイス書記より、国際刑事裁判所(ICC)の管轄権が行使される犯罪類型、管轄権行使の前提条件、トリガー・メカニズム、裁判所の構造など、ICCの基本的な内容について説明が行われた後、書記が直接に接した被害者や証人の声が紹介され、ICCが国際社会で果たすべき重要な役割について語られた。

とりわけ、ICCで働くスタッフがヨーロッパ・アメリカ出身者に偏っている現状を指摘され、ICCにおける多様性を確保する観点から、日本人を含めた非西欧出身のスタッフを増やす必要がある点が強調された。

そのうえで、聴衆である早稲田の学生に対して、インターンシップも含めて、ICCで働くことにぜひ挑戦してほしいと訴えられた。

古谷修一 研究所員、法務研究科教授

質疑の時間においては、刑事裁判が武力紛争の終結・和平におよぼす効果、無罪判決が続いているICCの現状が国際刑事司法の信頼性に与える影響、証人保護の措置と被告人の人権との関係など、多くの質問が寄せられた。

また、講演会終了後も、多くの参加者が列を作ってルイス書記に個別の質問をするなど、聴衆に大きなインパクトを与える講演であった。

ルイス書記からは、早稲田とICCの間で協定などを締結し、積極的にインターンを受け入れる可能性などについても言及があり、今後の学生派遣などにもつながる講演会となった。

参考
開催案内

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