国際日本学拠点では、和歌や短歌の翻訳を積極的に実践してこられたトーマス・マッコーリ氏 (シェフィールド大学東アジア研究所 准教授)による講演会「『六百番歌合』にみえる「唐」の混乱―中世和歌・歌論の漢語への態度―」を開催いたします。
要旨
トーマス・マッコーリ氏は、古典和歌の研究と翻訳で卓越した業績を積み重ねてこられました。2019年12月には、数々の歌合の中でも最高峰と評される『六百番歌合』の全訳、The Poetry Contest in Six Hundred Roundsが刊行され、大きな話題となりました。一方で、マッコーリ氏は自身の英訳により和歌を広くプロモーションする活動にもきわめて積極的です。現在はサバティカルを利用されて、早稲田大学にて歌合研究に専念されています。
この講演会では、歌合・歌論研究の一端として、藤原俊成と顕昭との間で漢語に対する態度がどのように異なっているのかということなどを中心にお話いただく予定です。
イベント概要
- 日時:2023年6月7日(水)17:00-18:20 (JST)
- 会場:早稲田大学戸山キャンパス 33号館3階 第1会議室
- 参加:学生、教員、一般
- 使用言語:日本語・英語
- 参加費:無料
- 主催:スーパーグローバル大学創成支援事業 早稲田大学国際日本学拠点
早稲田大学 総合人文科学研究センター 角田柳作記念国際日本学研究所 - スケジュール
17:00-17:05 開会挨拶 陣野 英則(早稲田大学 教授)
17:05-17:50 講演 トーマス・マッコーリ(シェフィールド大学東アジア研究所 准教授)
17:50-18:05 コメント 兼築 信行(早稲田大学 教授)
18:05-18:18 質疑応答
18:18-18:20 閉会挨拶 陣野 英則(早稲田大学 教授) - 事前申し込み:不要
- 問合せ先:陣野 英則([email protected])
詳細は以下をご参照ください。