Global Japanese Studies早稲田大学 文学学術院 国際日本学

Education

教育活動

Global Japanese Literary and Cultural Studies (Doctoral Program)

Global-J(博士後期課程)

理念

本コースは、早稲田大学が蓄積した日本文学・日本文化の研究成果を十二分にふまえた上で、英語で海外に発信できる人材を育成します。基本的には日本語の学会誌で研究論文を発表し、日本語での教育機関などへの就職を目指す日本語日本文学コースなどに対し、従来の日本文学・日本文化研究の基礎の上に、欧米の文学理論や比較文学的方法論をも積極的に取り入れた研究を英語の研究論文や学会発表で発信していくことを目指します。また、欧米の日本文学・日本文化研究における新たな領域に対応するような研究者の育成にも努めます。

講義・研究指導は英語と日本語の双方で行いますが、学位論文は英語を基本とします。

特長

(1)世界第一線の研究者による指導

世界第一線の研究者を招いて指導を行います。専任教員のほか、ジョイントアポイントメント制度等により、世界で活躍する研究者と共同して教育・研究を展開します。また、研究指導のほか、将来国際的な舞台で日本学研究を牽引しうる研究者や教育者を養成すべく、幅広い知識、柔軟な応用力、豊かなスキルを習得するために、英語と日本語両言語によるコースワークを必修科目として設けます。

(2)早稲田大学の研究の蓄積と資源をフルに活かす

日本文学をはじめ関連する領域の教員が共同して指導に当たり、日本語による教育、研究も並行して行います。国際日本学コースの学生は、日本語日本文学コースをはじめ関連するコースの学生と講義を共有し、共同でワークショップを開催する、等不断に交流します。日本の首都東京という地の利、そして早稲田大学の文学科創設以来125年を超える歴史の中で蓄積してきた知的資源を利用できるメリットを最大限にいかします。

(3)国際日本学の領域

日本文学を起点とし、関連する日本学(日本語学、日本史、演劇、美術、サブカルチャー等)の領域へのアプローチも可能です。具体的には、literary and critical theory, media studies, translation studies, world literature, history of writing systems and literacy, Japanese and comparative mythology, theater and performance studies といった、日本学に不可欠の領域、また、近年注目を集めつつある最新の研究動向をも見据えていきます。

(4)世界に羽ばたく即戦力人材を育てる

近年、「英語で専門を講義できる教員」の需要は急速に増えています。国際日本学コースでは、日本はもとより、アメリカ、アジア、ヨーロッパをはじめとする世界各地における「日本学」求人に対応できる即戦力となる人材を育成します。

(5)留学と海外との連携

早稲田大学は、2008年よりコロンビア大学との日本文学ダブルディグリープログラムを実施してきました。また2014年より柳井正イニシアティブ グローバル・ジャパン・ヒューマニティーズ・プロジェクト(The Tadashi Yanai Initiative for Globalizing Japanese Humanities)により、UCLAとの相互の学生派遣、教員派遣などの連携事業を展開しています。早稲田大学大学院文学研究科は2014年より「スーパーグローバル大学創成支援事業」として、コロンビア大学とUCLAの3校をハブ拠点とする、国際日本学の研究ネットワークを構築してきており、国際日本学コースの教育、研究活動もまた世界の日本学研究をリードするこれら海外研究機関との連携のもとに行われます。

(6)角田柳作記念国際日本学研究所との連携

2015年1月、国際日本学研究ネットワークの世界的拠点として人文学分野における日本学研究の発信と交流を推進するため、角田柳作記念国際日本学研究所(The Ryusaku Tsunoda Center of Japanese Culture)が早稲田大学総合人文科学研究センターに開設されました。以来、コロンビア大学東アジア言語文化学科所属教員および同科を修了し欧米各校で活躍している教員を客員研究員として迎え入れ、世界トップレベルの研究者との最高水準の共同研究ネットワークを構築しています。国際日本学コースの学生は、すぐれた研究者たちが本学を中心とした加盟校を循環するこの「知の回遊システム」を活用し、研究会やシンポジウムに参加し、成果をバイリンガルで発表していきます。

(7)入学試験

博士後期課程の入学試験は、研究論文の評価と、英語能力、日本文学に関する基礎知識を中心として、書類審査と口述試験により選考を行います。
修士課程の入学試験は、研究論文の評価に加え、英語能力、日本文学に関する基礎知識などを書類審査と口述試験により確認し、選考を行います。
入学試験情報は、こちらを参照ください。

(8)入学時期

4月入学、9月入学のどちらかを志願者が選択します。

カリキュラム

コースワーク

将来の日本学研究を国際的ステージにおいて牽引していく研究者や教育者を送り出すべく、幅広い知識、柔軟な応用力、豊かなスキルを習得するために、英語と日本語による「コースワーク」をそれぞれ1コマずつ設置し、必修科目としています。「コースワーク」は1年次の履修を必須とし、2年以上にわたる履修も推奨しています。

研究指導体制

訪問教員を含む日本文学、日本演劇などの領域の教員が研究指導を担当します。専任教員は、本コースと「日本語日本文学コース」「演劇映像学コース」をはじめとした関連するコースとの交流の軸となります。関連するコースの学生は、講義を共有し、共同でワークショップを開催する等、不断に交流します。
また、コロンビア大学、UCLAの両学とシンポジウム・研究会・ワークショップを共同で開催し、その成果をバイリンガルで発表します。

奨学金制度

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