Graduate School of Japanese Applied Linguistics早稲田大学 大学院日本語教育研究科

その他

「日本語教育に貢献する」という意思を持って研究と実践を重ね研究者として、人として成長
博士後期課程 小林 友美さん(2017年9月修了)

※本稿は2020年度に取材し、取材当時の情報を掲載しています。
2005年國學院大學文学部日本文学科を卒業後、当研究科修士課程に入学。博士後期課程に進んだ後、4年間、遠隔による研究指導や休学制度を活用しながら韓国・慶星大学、釜山大学で教師を務め、教育経験を積むとともに外国語教育を学習者の立場で捉える機会を得る。修了後、立教大学日本語教育センターで教育講師として、留学生の日本語教育の指導にあたっている。

修士、博士後期課程を通して、自然談話の展開方法を分析し、その結果をもとに授業案を考え、授業実践につなげる研究活動に取り組みました。博士後期課程在籍中に4年間、遠隔による研究指導や休学制度を活用しながら韓国の大学に勤務したため、修了までは長い道のりとなりましたが、研究過程で実施した活動が現場で肯定的に評価され、日本語の会話教育に対する提案を見出せたことにやりがいを覚えました。また、韓国滞在中は現地在住の日研出身の先生方に相談に乗っていただく機会も多く、日研のグローバル・ネットワークを心強く感じました。
博士後期課程では視野をより広く保ち、自律的に研究に臨む姿勢が求められます。私も日頃から、日本語教育に貢献するという大きな目的や、オリジナリティを意識しながら、周囲にアンテナを張りつつ研究を進めることを心掛けました。指導教員の丁寧な研究指導や、多様な背景を持つ院生たちからの刺激を励みに、最後まで諦めずに完遂したことで、研究者・教育者としてだけでなく、人としても成長できたと思います。
現在は立教大学日本語教育センターで教育講師の職に就き、母校である日研でも非常勤講師を務めています。こうして今、教育現場での活動や研究に邁進できているのは、日研での理論・実践の両方の学びが基盤にあるからです。修了後も温かくご指導くださる先生方や、日研で出会った方々に支えられて、教育実践を続けていけることに感謝しています。

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