Graduate School of Japanese Applied Linguistics早稲田大学 大学院日本語教育研究科

その他

ベトナムで日本語教育の質の向上に携わりながら、職務と直結した研究に邁進中
博士後期課程 大塚 武司さん(2018年9月入学)

※本稿は2018年度に取材し、取材当時の情報を掲載しています。
1995年横浜国立大学教育学部卒業。2005年早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程を修了し、出版社で日本語教材の編集などに携わった後、コーチングの会社において、プロコーチとして活動。現在は独立行政法人国際交流基金ベトナム日本文化交流センターに日本語専門家として勤務する。

ベトナム・ハノイにある国際交流基金ベトナム日本文化交流センターの日本語専門家として、ベトナムにおける日本語の普及や、日本語教育の質の向上に取り組んでいます。ベトナムでは近年、日本語学習者が急増する一方で、日本語教師の量と質が追い付いていないことが課題となっています。私は過去にプロのコーチとして活動した経験から、日本語教師育成にコーチングを導入することが課題解決の一助になるのではと考えるようになりました。この考えを裏付けたいと博士課程への進学を決意し、「コーチングを用いたベトナム人日本語教師の自律的成長力の獲得」をテーマに研究に取り組んでいます。
ハノイで仕事をしながら研究を進めているため、時間のやりくりに苦労する面もありますが、職務と直結した研究を行える利点を実感しています。ベトナムの日本語教育関係者には日研修了生が複数おり、それぞれ重要なポストで業務にあたっています。世界に広がる日研生のネットワークは、精神的にも実務面でも心強いものだと感じます。
修士、博士課程で学ぶ上で大切になるのは、いち研究者として、自律的に自分の研究を進めていく意志です。その意志を持つ人にとって日研は、思い切り研究に打ち込めるこの上ない環境だと思います。私も自律的な姿勢を大切に研究を続け、この先、博士課程で得た成果を還元しながら、できるだけ長くベトナムで日本語教育に携わりたいと考えています。

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