Graduate School of Japanese Applied Linguistics早稲田大学 大学院日本語教育研究科

その他

自分自身と似た境遇にいる外国につながりを持つ若者の言語教育を支えていきたい
修士課程 林 錦園さん(2017年4月入学)

※本稿は2018年度に取材し、取材当時の情報を掲載しています。
2017年に目白大学外国語学部日本語・日本語教育学科を卒業後、当研究科修士課程に入学。中学2年の時に呼び寄せの形で中国から来日した自身の経験を活かし、「日本における複数言語文化間に生きる若者の言語教育について」をテーマに修士論文に取り組んでいる。

学部時代、将来は日本語教育の中でも子どもに関わる仕事をしたいと考えていた時、日研の川上郁雄教授の著書を読み感銘を受けました。中学2年で中国から来日した私も、先生が著書で提唱された「移動する子ども」の一人で、複数の言語文化を持つ葛藤の中で成長してきました。先生のもとで学び、将来は自分と同じような境遇にいる若者の言語教育を支えたいという思いが強くなり、日研への進学を決めました。
2学期目に履修した池上摩希子教授の「日本語教育実践研究(1)」では、その教室で行われる「日本語教育」について考えを深め、教室づくりや授業づくりを一から行うコースデザインに取り組みました。この授業で得た経験をもとに、外国につながりを持つ横浜市の高校生や大学生と協働して学びの場を立ち上げ、現在、その実践を修士論文にまとめています。
理論と実践の両方を重視したカリキュラムが日研の良さだと実感します。また、学期ごとに行われる中間発表や合同ゼミを通して、ほかのゼミの学生とも活発に議論ができるオープンな雰囲気があります。そうした環境で学ぶなかで、自分の意見や考えを論理立てて主張できるようになってきました。先輩や同期との交流を通して、より多様な進路の可能性にも気づき、高校教師になるという新たな目標が生まれました。修了後は日研での学びを活かしながら、外国につながりを持つ生徒たちの言語教育を支えていきたいと考えています。

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