Graduate School of Japanese Applied Linguistics早稲田大学 大学院日本語教育研究科

その他

末永サンドラ輝美(日研修士6期生)『~人生の新たなステップ~』

現職:元群馬県太田市立太田小学校 バイリンガル教員

ブラジルで日系人の子どもを中心に日本語を教えていたわたしが日研と出会ったのは、留学生として来日した2003年の3月末です。サンパウロ州の奥地にある人口約18万人の町から東京のど真ん中にある日研での生活。様々意味で人生の新なステップだったと言えるでしょう。

かつて日本移民を受け入れたブラジルは、その子孫である日系人が多く暮らす国であり、日系人を中心とした継承語教育が行われていました。このような日本語教育のイメージがインプットされていたわたしでしたが、日研の先生方や院生の皆さんとの交流の中で徐々に視野が広まってきました。多くの情報の海の中でおぼれそうになったり慣れていなかった研究で悪戦苦闘したりしたことも今では懐かしい思い出。

修士課程を修了後、群馬県太田市の公立の小学校でバイリンガル教員として母語を生かした学習支援に関しての実践研究を行うことができました。日研での学びがなければ、ただの「実践」で終わったと思いますが、自分なりに「研究」ができたと自負しているため「実践研究」ができたと思っています。

5年間のバイリンガル教員生活を経て、今年(2011年)の4月に帰国しました。日研で出会った皆さんや太田市で出会った皆さんとの別れは辛かったけど、新たなステップを踏み出すために必要な決断でした。8年間ブラジルを離れ、日研で、そして太田市で多くの経験をつんだことで、以前とは違った視点でブラジルの日本語教育について考えることができると思います。

これからも日本語とポルトガル語を生かした仕事や研究、特に興味のある児童生徒に対する日本語教育やブラジルの日本移民に関する研究を続けようと思っています。原点に戻っての再スタートです。

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