Graduate School of Japanese Applied Linguistics早稲田大学 大学院日本語教育研究科

その他

飯嶋美知子(日研修士3期生)『自己の可能性の広がる場』

現職:北海道情報大学情報メディア学部 准教授

日本語学校に勤務していた2000年頃、大学院進学を考えていました。折しもその頃母校である早稲田大学に、日本語教育専門の大学院が設立されることを知り、運命的なものを感じました。入学後は毎日マラソン状態でした。受身でいられる講義は1つとしてなく、日々課題に追われるという忙しくも幸せな毎日でした。また、日本人が少数派である日中対照研究室のゼミ生として、留学生と濃密に接することができたのも、大きな収穫だったと思っています。

博士課程に進学した2004年4月に、大きな転機が訪れました。日研経由で中国の清華大学の専任講師の募集があったのです。清華は中国の理系ナンバーワンと言われる名門校で、そこで教鞭をとる機会などなかなか得られるものではありません。何とか採用され、彼の地で貴重な経験を積むことができました。また、早稲田のオープン教育センターに「中国語テレビ会議」という講座があり、当時そのアシスタントをしていたのですが、それが縁でその講座の担当講師の職を得ることができました。日本語教育を専門としながら、まず最初に得たのは中国語関係の職だったわけです。その後、早稲田の日本語教育研究センターの非常勤講師として勤務してきましたが、2009年4月、北海道情報大学にて専任職に就くことができました。早稲田や清華での教授経験、そして中国語関係の教授経験が評価されたという話を、のちに採用担当者から聞かされました。

日研でのさまざまな経験のおかげで、道が開かれたのだと思います。多くの機会を与えてくれた日研、温かく見守ってくださった先生方や職員の方々、そしてさまざまな活動への参加を快く認めてくれた指導教授である鈴木義昭先生に、心から感謝しています。私の可能性を大きく広げてくれた日研との縁を、これからも大切にしていきたいと思っています。

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