The Waseda International House of Literature (The Haruki Murakami Library)早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)

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【募集終了】「村上春樹 presents 山下洋輔トリオ 再乱入ライブ」の開催について

「村上春樹 presents 山下洋輔トリオ 再乱入ライブ」の開催について

早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)とTOKYO FMは、2022 年7 月12 日(火)18 時30 分より、早稲田大学大隈記念講堂にて「村上春樹 presents 山下洋輔トリオ 再乱入ライブ」を開催いたします。学園紛争の嵐の中、新進気鋭のジャズ・ミュージシャンだった山下洋輔は、学生とともに1969年7月バリケードで封鎖された早稲田大学キャンパス内で、大隈講堂からピアノを持ち込んでジャズライブを敢行しました。当時、対立していた学生たちも山下トリオの演奏に聴き入ったという伝説のライブが、約半世紀の時を越えてよみがえります。現役学生のジャズ演奏や山下洋輔と村上春樹のトークなども織り込みながら、ジャズの自由な精神が横溢するライブイベントとなります。
出演は、作家・村上春樹、ミュージシャンの坂本美雨、山下洋輔(p)、中村誠一(ts)、森山威男(ds)など。詳細は、TOKYO FMの特設WEBサイトをご覧ください。
また、6月8日(日)までは、本学学生向けに早稲田大学学生向けの特別WEBサイトが用意されています。(入場の際には学生証の提示が求められます)

『村上春樹 presents 山下洋輔トリオ 再乱入ライブ』概要
  • 開催日:2022 年7 月12 日(火)
  • 開場/17:30 開演/18:30  *リアルタイムフル配信あり(配信後、1週間のアーカイブあり)
  • 開催場所:早稲田大学大隈記念講堂(東京都新宿区戸塚町1-104)
  • 司会: 村上春樹、坂本美雨
  • ゲスト: 山下洋輔(p)、中村誠一(ts)、森山威男(ds) ほか
  • 入場・配信:有料
  • 共催:早稲田大学国際文学館/TOKYO FM
  • 内容:

(Opening act)早稲田大学モダンジャズ研究会
(Partⅰ)解き明かされるシクスティーズ~「村上RADIO」特別編
(Partⅱ)山下洋輔トリオ再乱入ライブ
(アフタートーク)出演:村上春樹、山下洋輔

村上春樹が早稲田大学に入学した翌年の1969年7月、学園紛争真っただ中の早稲田大学で、学生たちが大隈記念講堂に保管されていたピアノを運び出し、キャンパス内の4号館(現在の8号館の場所にあった校舎)で、山下洋輔トリオ[山下洋輔(p)、中村誠一(ts)、森山威男(ds)]によるフリージャズライブを開催しました。対立する学生達も、その時だけは山下洋輔トリオの魂の演奏に聴き入ったという伝説が語り継がれています。山下洋輔は当時27歳で、この演奏は山下洋輔トリオの初レコーディングにもなりました。
早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)は、1969年竣工時は8号館と呼ばれ、現在は早稲田キャンパス4号館となり、地下一階には「ピーター・キャット」(村上春樹が経営していたジャズバー)のピアノ(国分寺から移転後の千駄ヶ谷の店に置かれたピアノ)が置かれています。「4号館」と「ジャズ」と「ピアノ」、この言葉は、村上春樹と山下洋輔の不思議な因縁を物語っています。今回開催するTOKYO FM/早稲田大学国際文学館 共催「村上春樹 presents 山下洋輔トリオ 再乱入ライブ」は、山下洋輔トリオがライブを行った時代に大学生活を送り、小説によって自由と理想と愛を語り続けている村上春樹が、半世紀以上(53年間)の時を超え、学生たちに力強いフリージャズでエールを送った山下洋輔とともに、伝説のライブを再現するものです。世界情勢が大きく揺らぐ2022年の今を生きる若者たちはもちろん、すべての世代に「音楽のエネルギー」を伝える空間になるはずです。

村上春樹さんからのメッセージ
1969 年に早稲田大学四号館でおこなわれた山下洋輔トリオの「乱入ライブ」は、今では伝説の語り草となっています。今回「早稲田大学国際文学館・村上ライブラリー」が開設されたのを機に、同じメンバーで「再乱入ライブ」をやろうじゃないかという乱暴な思いつきで、このたびのコンサートが催されることになりました。
「村上春樹presents 山下洋輔トリオ再乱入ライブ」というのが正式名称です。
オリジナルの乱入から既に半世紀以上が経過してしまったわけですが、大丈夫。ご安心ください。乱暴な精神はまだしっかり生きて、引き継がれています。
ジャズの伝統を継承し、引き受けながら、新しい独自の地平をがっつり拓き続けてきた山下洋輔さんの音楽。それをひとつの糧として、推進力として、ぼくら自身の新しい地平を共に明るく拓いていこうではありませんか。

村上春樹

 

山下洋輔さんからのメッセージ
村上春樹さんのお導きで、早稲田大学の大隈講堂で、1969 年から53 年ぶりに、中村誠一、森山威男の最初のトリオでライブができることになりました。
当日は、20 代のころの気持ちで演奏したいと思っています。
社会状況は当時とは大きく変わりましたが、相変わらず世界は騒然としています。
我々の演奏が現在の若い世代に何ごとかを伝えることになれば嬉しいです。
楽しみにしています。

山下洋輔

 

*本公演は、「イベント開催時に必要な感染防止策」を満たしております。「イベント開催時のチェックリスト」については下記をご覧下さい。
「イベント開催時のチェックリスト」

*国際文学館では、2022年度春季収蔵品展「音/言葉を刻む、ジャズと文学」を開催中です。

*国際文学館では、開館と同時に文学を中心とした「Authors Alive!~作家と会おう~」のイベントを連続して開催し、さらに本年度はより対象を広げ、村上春樹氏の活動と関連が深い音楽家、俳優、作家とのより連携した「キャンパス・ライブ」も並行して開催し、文化交流の場を積極的に進めています。
ご参考:国際文学館の各種イベント

Dates
  • 0712

    TUE
    2022

Place

早稲田大学大隈記念講堂

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