『ミス・サイゴン』から見る世界—戦争、難民、そして文学
開催概要
ベトナム戦争終結から半世紀。ウクライナや中東など、世界各地では今なお軍事的紛争や人々の衝突が続き、難民の流出は国際社会にとって大きな課題となっています。本展では、こうした現代の問題を歴史的視点から見つめ直すため、ベトナム戦争とその後に生まれた難民文化・文学に焦点を当てます。
第二次世界大戦後、フランスの植民地支配からの独立を求める動きを背景に始まったベトナム戦争は、南北分断と外国勢力の介入を経て、1975年のサイゴン陥落で終結しました。多くの人々が祖国を離れ、「ボートピープル」として各地に離散し、アメリカではカリフォルニア州を中心に難民コミュニティが形成され、新たな文化や文学が生まれました。
本企画展では、ミュージカル『ミス・サイゴン』(1989)を出発点にこの歴史を読み解きます。戦争末期のサイゴン、南北ベトナムの対立、アメリカの介入、そして戦争を通じて生まれる命──作品が示す戦争の歴史と難民によるベトナム系文学をあわせて紹介し、戦争が人々の人生や文化表現に与えた影響を浮き彫りにします。
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- 会期 :2026年5月1日(金)~11月8日(日)
- 開館時間:10:00〜17:00
- 休館日:水曜日、夏季休業(8月3日~19日)毎週水曜日ほか
*5月6日、13日、20日、9月23日、10月14日、21日は開館
※詳細は こちら からご確認ください。 - 主催 : 早稲田大学国際文学館
- 場所 : 早稲田大学国際文学館展示室(4号館)、早稲田大学歴史館(1号館)
*本展は2会場で開催
展示構成
- Ⅰ ベトナム戦争の歴史(会場:歴史館企画展示室)
フランスとの独立戦争、南北分断、アメリカの介入による激しい戦闘…。1975年のサイゴン陥落後も、多くの市民が祖国を離れ、「ボートピープル」として世界各地に離散しました。戦争と離散が刻んだ苦難と記憶を振り返ります。 - Ⅱ 『ミス・サイゴン』——戦争、愛、そして別れの記憶(会場:国際文学館)
ベトナム戦争を背景に描かれる、若き恋人たちの愛と別れの物語。舞台や登場人物を通して、戦争が人々の人生に残した傷跡と記憶に光を当てます。 - Ⅲ 難民文学の描く世界(会場:国際文学館)
戦争や祖国喪失の体験から生まれた難民文学を紹介します。ベトナム戦争を背景にした作品を中心に、過去の記憶や離散の経験、そして新たな未来への歩みを描く作家たちの世界をご覧ください。
紹介作家















