Drama-Kan Theatre早稲田小劇場
どらま館

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次代につなぎたい、演劇を支える仕事

南門通り商店街の小劇場「早稲田小劇場どらま館」から、ワセダ演劇人の活躍をお届けします!

劇場制作者 根本晴美

演劇のプロデューサーとして、年に3~4本の公演を企画し、キャスティングから広報・券売まで、作品創造に関わる全てを担ってきました。
最近は劇場の運営にも携わっており、劇場の個性を探りながら、その地域に根付いた事業を企画したり、劇場に親しんでもらえるよう、アウトリーチの企画を考えたりと、幅が広がってきました。
こうした仕事は「制作」とも呼ばれますが、もともと志望していたわけではなく、学生時代は演出や照明といった創り手側の仕事に熱中していました。
高校時代に早稲田の「演劇研究会(以下、劇研)」の公演に衝撃を受けて早稲田に入り、劇研以外の友人の劇団の手伝いもしていました。卒業後、既存の劇団の劇団員になるか、劇団四季の社員になるかで迷ったのですが、「そこには『お金を払ってチケットを売るか、お金をもらってチケットを売るか』の違いしかない」という恩師の言葉を受け、劇団四季の社員として演劇業界に入ることを選びました。その後、留学するために四季
を退社し、帰国後、こどもの城青山劇場・青山円形劇場の運営事業本部に入りました。そこで企画のいろはを学んだことや人との出会いが、今の仕事につながっています。
当時の演劇業界の仕事は、肉体的にも精神的にも、今以上に厳しかったですね。現場の荒波の中、白井晃さんや鈴木勝秀さんなど、劇研時代にお世話になった先輩や同期との縁に助けてもらうことも多かったように思います。
「演劇を仕事にする」ということは、夢はありますが、その分不安定な選択肢だと思われがちです。私たちの時代ほどではないにしろ、雇用形態や収入などを理由に諦めてしまう若い人が多いのも事実。だからこそ、どらま館のような大学の劇場があって、若いうちから演劇の作り方や楽しさを学べる環境があるのは素晴らしいと思います。演劇業界の環境も少しずつよくなってきているので、もっとたくさんの若い人が演劇の世界に飛び込んできてくれることを期待しています。

 

あうるすぽっと 制作統括 根本晴美 ねもと・はるみ

東京都生まれ。84年第二文学部卒業。卒業後は四季株式会社に入社。青山劇場、世田谷パブリックシアターなどで舞台制作に携わる。2016年より、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)でチーフプロデューサーを務める。

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