Waseda Shogekijo Drama-kan Theater早稲田小劇場
どらま館

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9/20-9/22 劇団てあとろ50′ 51期新人試演会 『だだだ 駄菓子屋 大繁盛?』

公演詳細

期間

2024/9/20(金)~2024/9/22(日)

劇場

早稲田大学学生会館B203

主宰

二ノ前薄荷*

脚本

梅井すい*

演出

晴大*

出演

沢々はち子、志歩、玉井翔、月野花音、藤岡怜央、森太みちる、よぴ

(以上、劇団てあとろ50′ 51期7名)

料金

無料(フリーカンパ制)

予約

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タイムテーブル

2024年9月
20日(金) 18:00
21日(土) 12:00 18:00
22日(日) 12:00

 

スタッフ

  • 【新人訓練担当】 篠北るい*、和奏*
  • 【主宰補佐】 久松凌空*、真島夢叶*
  • 【演出補佐】 喜多きなこ*
  • 【舞台監督】 和奏*
  • 【舞台監督補佐】 あーす/キトー(劇団森)、梶原滴澄人(劇団くるめるシアター)、プラスシュガーとっぽ(劇団くるめるシアター)、真島夢叶*、松尾安治*
  • 【舞台美術】 千代*
  • 【舞台美術補佐】 猪野(めんだこメランコリー)、川崎夏(めんだこメランコリー)、小松千紘、ジェバンニ(劇団くるめるシアター)、鶴間冷*、HARD U(劇団くるめるシアター)、橋本海音、平田清夏
  • 【音響】 楢崎陽大*
  • 【照明】 茉井梨紗*
  • 【照明補佐】 二ノ前薄荷*、山﨑一鷹(めんだこメランコリー)
  • 【制作】 篠北るい*
  • 【制作補佐】 大塚なぎ(劇団くるめるシアター)、千載萌夏(劇団森)、久松凌空*、まつまえ*
  • 【宣伝美術】 篠北るい*
  • 【宣伝美術補佐】 和奏*、まつまえ*
  • 【振付】 和奏*
  • 【振付補佐】 真島夢叶*
  • 【ゲネ写撮影・フライヤー撮影】 篠北るい*
  • 【映像撮影・編集】 喜多きなこ*

(*=劇団てあとろ50’)

アーカイブ配信について

当公演は【有観客上演+アーカイブ配信】です。
公演終了後10/1 19:00より、アーカイブ配信の公開を開始します。
※どなたでもご覧になることができます。

 

稽古場インタビュー

今回は、劇団てあとろ50’ 51期新人試演会『だだだ 駄菓子屋 大繁盛?』の稽古場にお邪魔させていただいた。公演まで3週間を切った稽古場では演出家と新人が真正面から向かい合い、また同じ方向を共に目指しながら稽古を行っていた。
今回私が見た大まかな稽古の流れとしては、演出家と相対して役者が横一列に並んでの読みの確認、のちに各自で滑舌チェックをし、動きの確認へ。動きがさらえ次第5~10分程度の場を返すシーン稽古をしたのちに演出家からフィードバックがなされていた。

読み合わせ・セリフと向き合う

新人試演会とはいわば新人お披露目の場だ。本年度の春新しく劇団に加入した新人らが全員で役者を担い、2年代以上の劇団員がスタッフとして劇を支え輝かせる公演形態をとっている。今回の稽古を覗かせていただいていた中でも、座組全体から感じるスタイルとして「新人にゆだねる」というものを強く感じた。
まずフィードバックが、一方的に演出家の着眼に依る感想や意見が述べられるのではなく役者との対話によって構築されている。稽古中、「えーー!」と驚きの反応をする、というシーンがあった。このとき、全力で驚きを表現した役者に対して、演出家が提言する。「例えばてあとろが廃団すると告げられた時、衝撃が大きいほど反応として出てくるというわけでもないと思う。人によっていろんなパターンもあると思います。」
このように、演出家が方向性を定めるのではなく、役者の選択肢を広げる手伝いに似たフィードバックをしているのだな、という印象を受けた。

返し後、演出の晴大さんからのフィードバックの様子。新人ひとりずつ順番に丁寧に返していく。

身体系の新人訓練担当である篠北るいさんにどんな新人に育てたいかの展望を伺うと、最終到達目標は「承認しあえる役者になること」であると話す。今回は新人育成の場でもあるので、相手のことが受け入れられる役者に育てることを目標にしていると話した篠北さんに、演出の晴大さんの作品として目指しているものの話が重なった。晴大さんは、まず新人試演会の役割を果たすべく新人ひとりひとりの魅力が観客に伝わる舞台にしたいと前置きしたうえで、作品としては温かい話にしたいと語られていた。
「観た人が少しでも自他ともにありのまま受け入れ、自分も他人も承認して前に進める舞台にしたい。」
今回のてあとろのテーマはそこにあるのかもしれない。口先だけではなく心から何かを認めるというのは存外難しいことだ。そこには自分の心を動かす必要があるからである。しかし演劇のもつ作品と自分の人生が地続きになるという良さはそこを補填しうるのではないだろうか。今回のてあとろの舞台はそんな体験をさせてくれるかもしれないと、稽古場の在り方を見て私は強く感じた。

シーン稽古の様子

(文責:鈴木萌花)

Dates
  • 0920

    FRI
    2024

    0922

    SUN
    2024

Place

早稲田大学学生会館B203

Tags
Posted

Wed, 21 Aug 2024

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