Waseda Shogekijo Drama-kan Theater早稲田小劇場
どらま館

News

【有観客公演中止】9/17-19 劇団木霊2022年新人公演 『なれのはてのなお』

公演詳細

期間

2022/9/17(土)~2022/9/19(月)

劇場

劇団木霊アトリエ

主宰

星りこ

主宰補佐

樹田ひなた、目黒ほのか

脚本・演出

すみたしおん

出演

伊藤佑真、志田秀人、須貝文音、髙島弘行、髙橋沙和、野中望央、畑昇吾、原田佐和子、古谷萌々、松木大真、矢野彩花

料金

無料(フリーカンパ制)

予約

https://t.co/EWQaTSIlAO

タイムテーブル

2022年9月
17日(土) 18:00
18日(日) 13:00 18:00
19日(月) 15:00

スタッフ

  • 演出補佐:きよすけ、富樫萌々香、ホシダマサオミ、細谷天歩、幸

  • 演出助手:橘美海、春名高歩、藤枝拓磨、麗乃

  • 舞台監督:橘美海

  • 舞台監督補佐:公©、藤枝拓磨、ユリアヤ、佐野史奈

  • 舞台美術:薄田千夏

  • 舞台美術補佐:臣、河合咲良、立山亜佑、深見莉子、星りこ、阿部綾、石川日菜子、小林創、佐野史奈、工藤英翔、田原瑞希

  • 照明:麗乃

  • 照明操作:春名高歩

  • 照明補佐:木下みのり、立山亜佑、鏡原すず、石川日菜子、工藤英翔

  • 音響:ホシダマサオミ

  • 音響操作:峯川遼子

  • 音響補佐:飯田櫻子、公©、弁象庵、遠藤大希、田原瑞希、殿畑直弘

  • 衣装:ぴ

  • 衣装補佐:久保友理亜、菅原茉利奈、目黒ほのか、トラツグミ

  • 宣伝美術:大石水月

  • 宣伝美術補佐:河合咲良、髙橋幸寛、弁象庵、殿畑直弘、トラツグミ

  • 制作:園部綾香

  • 制作補佐:樹田ひなた、木下みのり、きよすけ、にいづま久実、藤枝拓磨、阿部綾、遠藤大希、小林創

  • 映像配信:星りこ

  • 映像配信補佐:目黒ほのか

  • 撮影:髙橋幸寛、目黒ほのか

  • 新人撮影:髙橋幸寛

  • スチール:深見莉子

稽古場インタビュー

劇団木霊(以下、木霊)の2022年新人公演『なれのはてのなお』は、「人生における許し」をテーマに一人の絵本作家の視点を通して描かれる物語である。脚本・演出のすみたさん曰く、生きているとつい考えてしまう自分に対するネガティブな評価を「許し」、理想と現実が溶け合うことはできないだろうか、という問いがベースになっている。例年新人公演にはテーマカラーのようなものがあり、今年は新人それぞれの色が出ることを願って「虹色」に決まった。

木霊の新人公演の稽古で特徴的に感じたのは、大隈講堂裏のアトリエの内と外の使い分けである。今回伺ったのは本番に向けた台本稽古のタイミングであったが、舞台が仮組みされたアトリエ内での稽古時間と、外で新人同士や先輩との話し合い・自主練の時間が同じくらいの比重できっぱり分かれていることが印象的だった。アトリエ内で次の稽古について先輩たちが話し合っているなか、外から新人たちが話し合う楽しげな声が聞こえてくる。ちなみにこの日は雨だった。

新人担当であり演出助手も務める橘さんによれば、大人数の稽古では全体のミザンス(俳優の立ち位置)や場面転換での動きの演出に時間がとられてしまい、新人ひとりひとりの演技や役を深める余裕がなくなりがちだ。例年であれば稽古する場面ごとに俳優が入れ替わるため待ち時間に各自の取り組みに向かえるけれども、今回の脚本では場面ごとにチーム分けすることが難しいため、意識的に内と外の時間を設けているということだった。

新人公演はなににもまして今年入団した新人が主役である。しかし新人担当にとってもまた、短い大学生活(あるいは劇団所属期間)の公演のうちの貴重な一回である。これまでの劇団の積み上げがある(あってしまう)なかで、「私(たち)のやりかたをやりたい」というような表現の意志と、それでも目の前に積みあがっている歴史の「把握できなさ」に挟まれて、新人を担当する劇団員は日々難しい判断を迫られている。今年もコロナや酷暑が相まって、新人の訓練メニューや指導方針を変えざる得ない部分があったそうだ。

今回の木霊に限らず、新人公演の担当者と話をすると「私が新人訓練を受けたとき〜」という展開によくなる。どの団体もまず参照できるのは内側なのだ。今年の新人もまずそこから始まることになる。さて、では外側で話し合うような場所をどのように見つけ、つくり続けるか。私にはそのことと、今回のテーマである「許し」は関係があると思う。

(どらま館制作部 浜田誠太郎)

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/culture/dramakan/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる