Waseda Shogekijo Drama-kan Theater早稲田小劇場
どらま館

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11/27-29 短編映画『六月の便り』どらま館上映会

今回の早稲田小劇場どらま館の上映会は、全ての回で、
宮崎樹里愛監督作品『形をとって』との二本立て上映となります。

公演詳細

チラシ

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期間

2021/11/27(土)~2021/11/29(月)

劇場

早稲田小劇場どらま館

監督

宮崎樹里愛

出演

悠月役:水無月光梨

翔馬役:宮部大駿

料金

無料

予約

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タイムテーブル

2021年11月
27日(土) 14:00 18:00
28日(日) 11:00 14:00 18:00
29日(月) 13:00 17:30

スタッフ

  • 撮影 :作花素至

  • 照明:中西空立

  • 録音:梶田大輔、麗乃

  • 整音:梶田大輔

  • 美術:河井優花

  • 音楽:前田朱音

  • 衣装:清田睦月

  • ヘアメイク:遠藤玲央

  • スチール:野田有香

  • 助監督:石川寛之、岩井茉奈

  • スクリプター:西村智翔

  • 制作:にいづま久実

  • 車両:梶田大輔、清田睦月

  • 広報・クラウドファンディング:石田美月

  • 宣伝美術:清田睦月

  • 脚本応援:石川寛之、清田睦月、作花素至

  • 録音応援:石田美月、河井優花、細谷実帆

  • ロケーション協力:出口家、市野家

  • 監督・脚本・編集:宮崎樹里愛

 

監督インタビュー

今週末、どらま館では宮崎樹里愛監督による短編映画『六月の便り』の上映会が行われる。

今回は、宮崎監督にこの映画にかける思いや、どらま館で行うということなどについてインタビューした。

短編映画『六月の便り』を撮るきっかけを教えてください

「2021年3月に主演の水無月さんとお話した時に、映画や映像のお話があったらやりたいとおっしゃっていて、私も同時期に新作を書こうかと思っていたタイミングなので一緒に作りませんかとまとまりました『形をとって』(宮崎監督1作目)を初めて上映した日に、これからも映画制作を続けていこうと決めました。そこからどうやって続けていくかをずっと考えています。

 

私は今回の宮崎監督の作品の撮影に同行していて、この映画に出てくる雨のシーンや話の中の湿った雰囲気にタイトルにもある「六月」の季節の雰囲気を感じました。監督はどのように今回の脚本を執筆したんでしょうか?

「最初にスケジュールを決めてから話を考えましたね。6月を描くことを決めてからは、6月ってどんな季節だろうっていうのを考えて書いていた気がします。6月のイメージを紙に書き出すと「雨」というワードはすぐに出てきました。それで例えば、雨の中で、水無月さんがどんな佇まいをされるかを映像として想像しながら言葉にしていきました。出てきた言葉からストーリーを起こして構成が変わっていったりもしました。」

 

映像制作実習以来の撮影はいかがでしたか?

「映像制作実習*は企画の立て方から上映して観客に届けるところまでを1年かけて学べる場所です。反省することもありましたが日々制作していく中で、もっと映画制作がしたいという気持ちになった。映画を作る一連のプロセスが楽しいです。」

 

プロセスが楽しいというのをもう少し詳しくお聞きしたいです。

感覚的なのですが、一連の動きの中で心が動く。心も動くし、たくさんの人が動く。1人では作っていなくて、人と一緒に進んでいこうってするところ。毎回驚くほど学びが多いです。」

 

今回はどんなことを学ぶことが出来たのでしょうか?

「今回の現場では、人に言葉を尽くすことを学びました。意識して言い過ぎないようにするという演出もあったのですが、それが活きる時もあれば、監督が言葉足らずであると、全体の流れを止めかねないのだと。言葉で伝えようとすることが必要だなと感じます。キャストさんにもスタッフさんにも。」

 

この作品の今後の展開を教えてください。

「ちょっと恐れ多いですけど、毎年、6月になったら思い出すような、何十年という目で見た時、6月といえば、あの映画もあるねという作品になったら嬉しいな。子どもから大人まで観ていただける作品を作りたいというのが今の気持ちです。映画は誰にでも開かれていると思っているので」

 

初めての試写会でどらま館を選んだ理由はありますか?

「わたしは、どらま館で作品を上映するのは初めてなんです。演劇サークルに入っていた時も劇を上演することはなかったし、どらま館は演劇を観に行く場所だと認識していました。それが『色の街』というゼミの先輩の作品を観て、映画の上映もされることを知りました。今回の制作スタッフの中にどらま館で働いている学生の方がいたので、紹介してもらってこのどらま館上映会が実現しました。この映画は製作当初から劇場公開を目指しているので、どらま館という劇場で上映していただけることを光栄に思います。

 

宮崎監督は、今回の上映会でどんな人に観てもらいたいですか?

「近所に住んでいる方や上映の3日間に、偶然早稲田近辺にいる方がふらっと立ち寄ってくださったら素敵だなと思います。お世話になっている方にも作品を観ていただきたい。また学生さんや作り手、書き手の方にも観ていただけたら。ぜひお話したいです。」

宮崎樹里愛監督

私にいづまも、制作スタッフとしてこの作品に関わっている。映画を撮影している時から、クラウドファンディング、上映会の準備まで、全ての場面で宮崎監督の考える姿をたくさんみてきた。何事にも、真摯に向き合い考える、そんな繊細な監督だからこそ出せる映画の雰囲気だろう。

監督の「映画は誰にでも開かれたものであって欲しい」という思いから、今回の上映会は無料となっている。短編映画ということもあり、ふらっと空いた時間に訪れるのもおススメだ。映画を普段あまり観ない方もぜひ劇場まで!!

映像制作実習*:早稲田大学基幹理工学部の講義「映像制作実習Ⅰ・Ⅱ」(担当教員:是枝裕和先生、土田環先生、篠崎誠先生、高木創先生)

(どらま館制作部 にいづま久実)

 

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