Drama-Kan Theatre早稲田小劇場
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才能の可能性を広げていく仕事

南門通り商店街の小劇場「早稲田小劇場どらま館」から、ワセダ演劇人の活躍をお届けします!

プロデューサー 三好佐智子

劇作家・演出家・俳優のマネジメントや、舞台の企画・制作を手掛けています。小学生の頃に演劇の魅力を知り、中高でも演劇部に入りました。演劇をするつもりで早稲田大学に入学し、在学中は演劇漬けの日々。新学生会館のこけら落とし公演の実行委員や、どらま館フェスティバルの選考委員も務めました。

役者も経験しましたが、自分が向いているのは制作の仕事でした。三浦大輔さんが主宰する劇団「ポツドール」の制作チームに参加していた時に、劇団の人気が急上昇する中、現場で制作に必要なノウハウを叩き込まれたこと、最高に面白いことを作り出すエネルギーをそばで見ていたことが、今の自分の原点の一つかもしれません。

卒業後はコンサルティング会社に就職、かなりハードな環境で働きながら演劇の制作を続けました。その後は外資系企業に転職して、三つの劇団制作を4年半続けた後、さすがにこなせなくなってOLを辞めました。以後は24歳の時に設立した自身の会社を拠点にしています。

ハードな制作の仕事を続けてこられたのは、才能がある人(劇作家・俳優・スタッフ・制作も)と一緒に仕事をすることへの興味が尽きないからです。私よりやる気のある人も、優秀な人もたくさんいましたが、多くの制作者が一人で責任を抱え込み、辞めていきました。私の場合、自分のためにやりたいことをやってきました。また、一言で「制作」といっても、面白い人を見つけてその才能を信じたり、企画を立ててお金を集めたりする能力、現場を運営する能力、票券・会計の緻密さは全く違う能力だと考え、適材適所で分担制にしました。絶えず情報交換をして、お互いの能力を補完し合う横のつながりを作ったことが長続きの秘訣だったのかもしれません。

今は、才能の価値をどこまで高められるかに関心があります。演劇の劇作家のフィールドは、文学・ゲーム・映像・イベントと刻一刻と変わっていっていて、私のマネジメントの対象も時代に合わせて演劇から変わっていく予感がしています。

 

プロデューサー 三好佐智子 みよし・さちこ

1979年生まれ。2002年第二文学部卒業。04年有限会社quinada(きなだ)設立。劇団「スロウライダー」の制作を経て、07年より松井周、岩井秀人のマネジメント・プロデュースを担当。19年、「東京成人演劇部vol.1 「命、ギガ長ス」」にて制作担当予定。

 

早稲田学報6月号

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