
企画概要
演劇博物館の運営するJapan Digital Theatre Archivesに収蔵された作品をどらま館で上映する企画「Japan Digital Theatre Archives 学内上映会」。この上映会では、演劇が持つポテンシャルを日常演劇作品に触れる機会のない学生に届けることを目的に開催しています。演劇は一部の愛好者の為にあるのではなく、あらゆる違いを持つ人の集まりに向けて発信され、それぞれの仕方で受け取り、楽しむことのできる芸術です。エンターテインメントであることと批評性を持つこととは同時に成立することを、優れた作品を鑑賞することで身をもって体験していただければ幸いです。
第10弾となる今回は、気功や太極拳を応用した独自の身体性を構築しながら、個人の身体と公共との関わりに焦点を当て作品を上演してきたかもめマシーンを取り上げます。2026年現在、日本国憲法公布から80年目を迎え、憲法をめぐる情況は変化しています。上映を通じて、異なる価値観の人々がこの劇場に集い、地域にひらかれた対話の場となる可能性を探ります。
俳優・清水穂奈美さん(『俺が代』出演)による関連ワークショップを15日の上映前に開催するほか、長谷部恭男先生(早稲田大学法学学術院教授)をお招きして、萩原雄太さん(『俺が代』演出)との対談アフタートークを14日に開催します。
期間
2026/5/13(水)~2026/5/15(金)
劇場
料金
無料(フリーカンパ制)
予約
JDTA学内上映会vol.10 かもめマシーン『俺が代─本多劇場無観客公演バージョン─』
『俺が代–本多劇場無観客公演バージョン』

「俺が代」は、日本国憲法や、文部省(当時)による教科書『あたらしい憲法のはなし』、そして尾崎行雄、芦田均などの演説をテキストとして用いながら、日本国憲法の本質を浮かび上がらせ、憲法やこの社会についての問いを共有するソロパフォーマンス。これまで愛知県芸術劇場、京都芸術センター、Festival Temps D’ Images Cluj などにおいて上演されてきたかもめマシーンの代表作です。憲法という政治的なイシューを扱いながらも、「俺が代」が描くのは、護憲・改憲という特定の立場ではありません。本作は、「俺は、俺の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う」と、憲法における「日本国民」を「俺」と読み替えることによって、二項対立的な議論を越えた、憲法に対する新たな視点を描きます。そうして、身体や演劇というメディアが社会に対して持つ可能性が見えてくるでしょう。コロナ禍において、本多劇場において無観客公演として上演されたバージョンを収録。
収録時間:74分|収録日:2020/6/16|会場:本多劇場|構成・演出:萩原雄太 出演:清水穂奈美(以上、JDTAより。舞台写真:荻原楽太郎)
【日程】
5/13(水):17:00~18:15
5/14(木):17:00~18:15
5/15(金):17:00~18:15
(受付開始・開場は開演15分前)
タイムテーブル
| 2026年5月 | |
|---|---|
| 13日(水) | 17:00~18:15 『俺が代』 |
| 14日(木) | 17:00~18:15 『俺が代』+アフタートーク |
| 15日(金) | 17:00~18:15 『俺が代』 |
★アフタートークでは、早稲田大学法学学術院教授の長谷部恭男先生と『俺が代』演出の萩原雄太さんとの対談を行います(上映終了後1時間程度を予定)。憲法について話したり聞いたりできる場所として劇場をひらきます。
長谷部恭男
1956年、広島市生まれ。
学習院大学教授、
萩原雄太
演出家、かもめマシーン主宰。主な作品に、『福島でゴドーを待ちながら』、『俺が代』、『電話演劇シリーズ』など。18年、ベルリンで開催されたTheatertreffenInternationalForumに参加。19-20年、22-23年、24-25年セゾンフェロー1に採択。23年、AsianCulturalCouncilNewYorkFellowshipに採択され、NYに滞在。ジョージタウン大学・LaboratoryForGlobalPerformance&Politics2024-2026のGlobalFellowに採択される。
協力
かもめマシーン
主催
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館、早稲田小劇場どらま館














