Waseda University History Museum早稲田大学 歴史館

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[FAQ]完之荘とは

歴史館に多く寄せられるご相談についてご紹介します。

Q. 完之荘とは

「完之荘(かんしそう)」の由来や構造を知りたい

A. 校友からの寄付により移築された古民家です

早稲田キャンパス大隈庭園の北側、リーガロイヤルホテル東京に隣接する完之荘は、1952(昭和27)年に校友で実業家の小倉房蔵氏(1908年商科卒)から寄贈された建物で、その名称は氏の雅号「完之」に由来します。

大隈庭園で初秋を見つけました。(早稲田文化ラボ)

早稲田大学百年史は以下のように記述しています。

なお、二十七年五月から九月にかけて、小倉房蔵(明四一大商)寄贈の、六、七百年以前の建築と推定される完之荘三五坪が庭園内に移築された。完之荘は飛驒の山村に残っていた民家の一部を小倉が東京渋谷の邸内に移し、雅号「完之」に因んで命名したものであるが、現在、広間のほか一室と土間ならびに屋根裏室があり、栗材の柱がすべて直接礎石上に立ち、囲炉裏と火棚と自在鈎など旧のままで、建築学上貴重な資料である。小倉は移築の完成を見ることなく七月に没した。

また広間には小倉房蔵の書額「満堂和気生嘉祥 昭和己卯 完之書」、髙田早苗の書額「行雲流水 半峰学人」、坪内逍遥の書額「正 其誼不謀其利 昭和戊辰秋日 逍遥題」が掛けられています。

なぜここにある!? 大隈庭園の銅像・建造物

完之荘の資料調査

大隈会館会議室・完之荘の利用案内について:総務部総務課

 

なお歴史館では、調査代行・解読・鑑定、検索のサポート等を行なっておりません。歴史館提供のサービスについては、利用案内をご参照ください。

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