第5回「大学を休学して地方インターン」新垣貴大さんインタビュー
ー体験的学習科目「狩猟と地域おこしボランティア」2024年度春学期ー
久住ひかる(社会科学部2年)
丹波山村での地域おこし協力隊インターンについて、早稲田大学商学部 5 年生の新垣貴大(あらかきたかひろ)さんにインタビューしました。
「地域おこし協力隊」とは、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR 等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。(総務省ホームページより)

新垣貴大さん
――まず自己紹介をお願いします
早稲田大学 5 年生の新垣貴大と申します。丹波山村で地域おこし協力隊インターンとして、大学を半年間休学して、ジビエ処理施設で働いていました。もともと早稲田大学の狩り部というサークルに入っていて、その関係でジビエ処理施設で仕事をすることになりました。
――狩り部に入ったきっかけを教えてください
もともと「文化を学びたい」というモチベーションがありました。狩りをしている人たちは、都市生活を送っている私たちからすると異文化を持っていることになりますので、その生活を見たいと思い狩り部に入りました。
――地域おこし協力隊では具体的にどのような仕事をしていましたか?
具体的には罠猟の見回りや、ペットフードの在庫管理、畑を耕す仕事などです。罠にシカがかかっていないか確認したり、人手の要る畑仕事を手伝っていました。
――丹波山村に住んでみての感想を教えてください
スーパーまでは車で 1 時間ほどですが、あらかじめ買うものを決めて行くので、あまり不便には感じなかったです。車は必要だと思います。ゴミを出す日が月に一回くらいだったので、出し忘れたときは大変でした(笑)。
――新垣さんは大学卒業後、どのような道に進みますか?
卒業後は、地域おこしなど社会課題解決に取り組んでいる民間企業に就職します。村の内部事情を学んだ経験を活かして、多くの自治体などに働きかけることができるのではないかと考えて、この道を選びました。
――地域おこし協力隊に興味を持っている人へアドバイスをお願いします
応募する前に、一度村に行ってみた方がいいと思います。実際に村の人と合うことでつながりもできますし、何かあったときに頼ることができるかもしれません。また、協力隊に入った後は、なによりも挨拶が大切です。積極的に地域の方に挨拶をしましょう。
今回のインタビューで地域おこし協力隊の活動について知ることができました。この活動は過疎化の進む地域で地域創生を目指すための大切な取り組みです。この記事を読み、地域おこし協力隊にご関心をお持ちの場合はぜひ以下のページをご覧ください。
総務省 地域おこし協力隊紹介サイト:総務省|地域力の創造・地方の再生|地域おこし協力隊~移住・地域活性化の仕事へのチャレンジを支援します!~ (soumu.go.jp)
体験的学習科目「狩猟と地域おこしボランティア」
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