【教員便り】陸前高田プロジェクト2023年度活動の集大成
『北限のゆずはどこから?~200年を超えるゆずと陸前高田の物語~』が完成しました!
みなさん、こんにちは!
早稲田ボランティアプロジェクト(ワボプロ)「陸前高田プロジェクト」担当教員の筒井です。
陸前高田プロジェクトでは、陸前高田から遠く離れた東京の大学生が出来ることに取り組もう!「ボランティア」や「地域活動」に取り組むなんて自分には無理かも…と思っているあなたも一歩踏み出して、地域と共に自分自身も少し変わってみることを大切にしよう!というコンセプトのもと活動しています。
このたび、2023年度の活動の集大成として、岩手県陸前高田市の北限のゆずの歴史や魅力を発信する冊子『北限のゆずはどこから?~200年を超えるゆずと陸前高田の物語』を完成させました。
陸前高田市はゆずの北限と言われ、市内に生えるゆずは「北限のゆず」と呼ばれています。市内には樹齢200年と言われる古木が生息しているので、その頃には生息していたと考えられますが、いつ、だれが、どのように持ち込んだのか分かっていませんでした。
そこで、陸前高田市でゆずのブランド化に取り組んでいる「北限のゆず研究会」から、団体発足10年を機にゆずについて語れる新たなストーリーとして、これまで誰も明らかにしてこなかった北限のゆずの歴史を調べてほしいというニーズをいただき、他大学の学生や陸前高田の方々と共に「北限のゆず調査団」を立ち上げニーズに取り組みました。
完成した冊子は、WAVOC事務室(早稲田キャンパス99号館2階)や、いわて銀河プラザ(岩手県のアンテナショップ。東銀座駅すぐ)で入手可能です。このほか、陸前高田市内の気仙大工左官伝承館、陸前高田グローバルキャンパスなどでも配布しています。岩手県立図書館からは「資料として保存するとともに、広く公共の利用に供したい」とご連絡をいただき、保存・配架していただいています。是非、お手に取ってご覧ください!!
陸前高田というと東日本大震災で大きな被害を受けた地域として知られていると思います。今回、北限のゆずについて調べることで、「東日本大震災」や「復興支援」という枠組みでは出会うことが出来なかった素敵な方々との出会い、そして、そのような枠組みからは見えてこない陸前高田の魅力との出会いに恵まれました。ご協力いただいたみなさまに、心から感謝申し上げます。
陸前高田プロジェクトでは、今年度も新たな活動に取り組んでいきます。
参加メンバーも随時募集中です。
関心がある方は、インスタグラムのDMやメールでご連絡ください!!
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