The Hirayama Ikuo Volunteer Center (WAVOC) 早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)

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「3.11からの10年を振り返る-早稲田と被災地のこれまでとこれから-」実施報告

「3.11からの10年を振り返る-早稲田と被災地のこれまでとこれから-」実施報告

2021年3月11日、2011年の東日本大震災からちょうど10年を迎えました。

WAVOCでは、10年という節目を迎える今年の3月11日当日に、東日本大震災復興支援10年企画として、
オンラインで『3.11からの10年を振り返る-早稲田と被災地のこれまでとこれから-』を実施しました。
当日は教職員、早稲田生、一般の方々など、計97人もの方々に参加していただくことができました。

以下、当日の内容についてご報告いたします。

はじめに、WAVOCの松居辰則所長からのご挨拶のあと、WAVOC学生リーダーからこれまでのWAVOCの
取り組みの概要について発表を行いました。

イベント当日は、WAVOCで講師を務められていた林田由那先生(現在は宮城教育大学の防災教育研修機構特任助教)のご協力のもと、宮城県石巻市と中継をつなぎました。14時46分には、現地のサイレンに合わせ一分間の
黙祷を行いました。

黙祷を終えた後は、被災地で学生とともに支援活動や研究をされてきた早田宰先生(社会科学総合学術院教授)と加藤基樹先生(大学総合研究センター准教授)のお二方からこれまでの取り組みについて発表をしていただきました。先生方の発表の内容としては主に、先生方が担当されてきたJA共済寄付講座「震災復興のまちづくり」について振り返っていただきました。この授業を通し、「早稲田かつお祭り」などを含めた多くのイベントやフィールドワークが企画されました。最後に加藤先生から、ご専門の地域連携学という分野から震災復興におけるボランティアついて説明していただきました。

先生方の発表の後は、防災系サークルの「気仙沼チーム」「三陸つばき」「ISHINOMAKIの朝日プロジェクト」からそれぞれ違った観点から今までの活動について発表をしていただきました。

「気仙沼チーム」は、震災当時に気仙沼という地の震災復興に携わってこられました。震災から10年経った今では、震災復興という枠を超え、気仙沼の地を元気にするという観点からコロナ渦の中でも積極的に活動しています。

気仙沼チーム

「三陸つばき」は震災復興植樹サークルで、倒れにくい椿を植えることで津波から気仙沼の地を守ることを目的とした活動をしています。気仙沼の地に防潮堤の椿の森と公園の建設をするにあたって、10年経った今も現在進行形でその計画に携わっています。

三陸つばき

「ISHINOMAKIの朝日プロジェクト」は、3.11の教訓から防災意識向上のために何ができるかを考え、2019年に発足されたばかりの新しいサークルです。主に防災ビジネスコンテストのメンターボランティアを通し、災害に対して当事者意識をもつ人を増やすということを目的としながら、このコンテストを行う企業のCSR活動をサポートしています。

ISHINOMAKIの朝日プロジェクト

また、職員支援チーム(震災の直後早稲田大学の有志の職員で結成されたチーム)である石森裕さん、外川 隆さん、信野伸子さん のお三方からも発表をしていただきました。主に、震災当時の現地でのボランティア活動の様子などを実体験に基づいた当時の様子をお話ししていただきました。

最後には、感想共有の時間を設け、参加してくださった皆様とこれまでを振り返りました。

このように、当イベントは多くの方々の協力のもと実現することができました。
ご協力いただいた皆様、イベントへご参加いただいた皆様には心より感謝申し上げます。

当時を振り返るとともに、この10年間、多くの方々の様々な取り組みが積み重なって今に至っていることが
実感できました。

改めて、WAVOC一同、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 

 

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