The Hirayama Ikuo Volunteer Center (WAVOC) 早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)

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マッスルにハッスル ~平山雄大のブータンつれづれ39~

マッスルにハッスル ~平山雄大のブータンつれづれ39~

平山郁夫記念ボランティアセンター 平山雄大

ブータンでは近年、ボディビルやフィットネスが盛んになってきています。首都ティンプーを中心に少し大きめの町にはジムがあり、ブータンボディビル協会(Bhutan Bodybuilding Association: BBA、2017年にブータンボディビル・ウェイトリフティング連盟から分離)が主催する全国選手権「ミスターブータン」は今年で記念すべき10回目。

有力選手を抱えるジムは、プンツォリンのテチョック・フィットネス(Thekchok Fitness)、パロとティンプーにあるプラネット・ジム(Planet Gym)、ティンプーはオラカのドラゴン・フィットネス(Dragon Fitness)、ルンテンプーのブータン・フィットネス・ゾーン(Bhutan Fitness Zone)、チャンザムトのマッスル・ファクトリー(Muscle Factory)、ジュンシナのジュンシナ・ヘルス&フィットネス・クラブ(Jungshina Health & Fitness Club)、そしてワンデュ・ポダンのパワー・ジム(Power Gym)やゲレフのオーシャン7フィットネス・センター(Ocean 7 Fitness Centre、旧ワンチュク・フィットネス・センター)等。トレーニングマシンを豊富に取り揃え、スチームバスやサウナを併設している本格的なジムも多いです。この10月にはマッスル・ファクトリーが移転してブータン一の規模・設備を誇る新ジムとなり、同時にパロに支店を出すとの情報も。

ちなみに日本ボディビル協会(現日本ボディビル・フィットネス連盟)主催「第1回ミスター日本ボディビルコンテスト」が開催されたのは1956年。ボディビルの歴史がある日本等と比べるとブータンは新興国ですが、なかなかどうして盛り上がっています。2016年9月には「第50回アジアボディビル・フィジーク選手権」のホスト国を務め、28ヵ国から450人以上の選手がティンプーに集う中、ブータン人代表(男子19名、女子7名)も活躍しました。

ジムの会費は、例えばマッスル・ファクトリーだと1ヵ月5,500Nu(約8,250円)、3ヵ月1万5,500Nu(約2万3,250円)、6ヵ月2万500Nu(約3万750円)、1年で3万500Nu(4万5,750円)。ブータン感覚では非常に高額ですが流行っています。

第10回ミスターブータンコンテスト。2019年8月24日開催

ミスターブータンコンテストは、かつてはライト級、ミドル級、ヘビー級等と階級を分けていたこともありますが、現在は体重別階級制を採っておらず、男子ボディビル、男子フィジーク、女子モデル・フィジークの3カテゴリーで競われています。

2019年8月24日(土)、小雨が舞う中、ティンプーの時計塔広場にて第10回ミスターブータンコンテストが開催されました。まずはフィジーク(筋肉が全体的にバランスよく付いているかを審査する競技/髪型、表情、雰囲気、サーフパンツのデザインも審査対象)から始まり、あたりが暗くなってきたころボディビルの審査に移行。

「腹筋、板チョコ!」「肩メロン!」「プロポーションおばけ!」「泣く子も黙る上腕二頭筋!」「肩にちっちゃいジープ乗せてんのかいっ!」的なかけ声が乱れ飛ぶ中、出場選手は順番にポージングを決めていきます。黒光りするマッチョな肉体が強烈です。

熱気に包まれる会場。会場も筋肉も盛り上がって参りました

男子ボディビルの出場者たち

ポージング中のリンチェン・タシ選手(No.4)とタンディン・ワンチェン選手(No.9)

司会進行は、ブータンボディビル協会事務局長のケンチョ・ワンディ氏

ちなみにミスターブータンコンテストの優勝賞金は10万Nu(約15万円)。数多くの団体や企業が協賛し主賓は現役の首相という本格的なイベントで、採点もかなり念入りです。時計塔広場を埋め尽くした応援団や観客は固唾を呑んで結果を待ちます。

採点中は陽気なB-POPの演出で間を繋ぐ

時計塔広場、満席御礼

さて、気になる結果は!!

女子モデル・フィジーク準優勝はツェワン・デマ選手。ゲレフのオーシャン7フィットネス・センターの紅一点で、2017年に設立された同ジムから初の入賞。優勝は何と40代のユデン選手。ボディビルダーのだんなさんと、マッスル・ファクトリーで日々肉体を鍛えるマッスル奥さまです。

女子モデル・フィジーク準優勝、ツェワン・デマ選手 ※

女子モデル・フィジーク優勝、ユデン選手 ※

男子フィジーク準優勝のチェンチョ・ドゥクパ選手は、ジュンシナ・ヘルス&フィットネス・クラブを経営しながら旅行会社プレイヤーフラッグスツアーズ&アドベンチャー(Prayer Flags Tours & Adventure)のガイドもこなすナイスガイ。優勝は、7月にネパールのカトマンズで開催された「第12回南アジアボディビル・フィジーク選手権」において男子フィジーク3位に輝いたタシ・ツォキ選手(ブータン・フィットネス・ゾーン)でした。

男子フィジーク準優勝、チェンチョ・ドゥクパ選手 ※

男子フィジーク優勝、タシ・ツォキ選手 ※

男子ボディビル準優勝はタンディン・ワンチェン選手(ブータン・フィットネス・ゾーン)。2009年、2012年、2013年とこれまで3回もミスターブータンに輝いたことのある猛者で、彼の胸板の厚さ(ゴツさ)はハンパないです。そして「ミスターブータン2019」の栄光を勝ち取った優勝者は、プンツォリンでテチョック・フィットネスを経営するペマ・テチョック選手。2014年以来、5年ぶりにミスターブータンに返り咲きました。

男子ボディビル準優勝、タンディン・ワンチェン選手 ※

男子ボディビル優勝、ペマ・テチョック選手。栄えある「ミスターブータン2019」! ※

コンテスト優勝者は国際的な選手権への出場権利を獲得すると同時に、メディアへの露出がぐんと増えます。前ミスターブータンは映画俳優としても活躍しはじめました。もしかしたら、これから「ブ―タンのシュワちゃん」となっていくかもしれません。

前ミスターブータンが主演に抜擢された映画『シンゲ』

※ ブータンボディビル協会Facebook公式ページより

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