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エイト・イレブンでお買い物~平山雄大のブータンつれづれ16~

エイト・イレブンでお買い物~平山雄大のブータンつれづれ16~

平山郁夫記念ボランティアセンター 平山雄大

初めて訪れた国・地域でまず行っておきたい場所のひとつに、市場・雑貨屋・コンビニエンスストア・スーパーマーケットの類が挙げられるかと思います。その土地の物価やモノの流通具合を簡単に把握することができるし、観光地巡りをするだけでは分からない生活風景・文化に触れることができるし、適当なおみやげにも巡り合えるし、単純に楽しいし、ずばり良いこと尽くめです。

ブータン初のスーパーとして知られる「タシ・スーパーマーケット」(Tashi Supermarket、2018年4月現在移転作業中)や広大な販売面積を有する「マイ・マート」(My Mart)をはじめとして、首都ティンプーにはスーパーがたくさんあります。今回はそのうちのひとつ、ネーミングセンスの妙も含めコアなファンから長きにわたって愛されている「エイト・イレブン」(8ELEVEN)を覗きに行きたいと思います。

エイト・イレブン外観。

 

店内の様子。柱にはもちろん歴代国王の写真。

 

中心地の目抜き通りノルジン・ラムの一本裏手にそのスーパーはあります。営業時間にちなんで「セブン・イレブン」と名付けられた本家(?)同様、午前8:00から午後11:00まで開いているから「エイト・イレブン」なのかというと、どうもそういうわけではありません。逆に午前11:00頃に開いて午後8:00時頃には閉まるので、実質的には「イレブン・エイト」となっています。

店内は入って左側が食料品、右側が生活雑貨。奥が洋服、おもちゃ、そして電化製品。モノは国境を接するインドから入ってくるものが圧倒的に多いですが、近年はタイや韓国の製品も増えています。ジュース(オレンジ、アップル、マンゴー、グアバ、レモン、パイナップル…)、お酒(ウイスキー、ワイン、ビール、ウォッカ、ブランデー、ジン・ライム、ラム酒…)、ポテトチップス、そば粉の乾燥麺やクッキー、ジャム、はちみつ、ピクルス、パン等、Made in Bhutanの加工食品もこの10年で種類がかなり豊富になりました。

 

ジュース。ブータン国内にはコカ・コーラやビッグ・コーラの工場もあります。

 

ブータンならでは。乾燥葉っぱ(ロムカム)や乾燥唐辛子(エマ)。

 

Made in Bhutanのポテトチップス。上段:スパイシー味、下段:うすしお味。

 

そば粉。ブータンにはそば文化があります。1キロ130ヌルタム(約221円)。

 

肉なし月(一番最近は2018年2月15日~3月17日)は、肉の売買禁止。

 

韓国の辛ラーメンもたくさん売っています。「コカ」(Koka、シンガポール)と「マギー」(Maggie、スイス)が二大巨頭のブータン・インスタントラーメン界で、辛ラーメンは辛いもの好きなブータン人に受け入れられ、ここ数年で徐々にシェアを伸ばしてきました。ポテトチップス以外のスナックは主に輸入品です。ティンプーは標高が高い―約2,300メートル、富士山五合目(吉田ルート)と同じくらい―ので、気圧が低く商品の袋がパンパンになっています。

 

辛ラーメン他、韓国の辛めのインスタントラーメンが並んでいます。

 

みんな大好き「パールG」(Parle-G)。世界で一番売れているというインドのクッキー。

 

こちらはタイからの輸入品。袋パンパン。

 

キッコーマンの醤油も一定の需要あり。

 

生活雑貨はほぼすべてが輸入品ということもあり、値段は比較的お高めの設定。日本の100円ショップの製品が売っていたり、くまモングッズが置かれていたり、少々不思議な光景も。ちなみに電化製品(電子レンジ、アイロン、炊飯器、掃除機等)はシャープ一色。エイト・イレブンはシャープと販売店契約をしているので、「JAPAN TECHNOLOGY, SHARP SINCE 1912」のステッカーも店内にたくさん貼られています。

生活雑貨。けっこういろいろ売っています。

                                                                              

おしゃれに余念のないティンプーっ子のため、化粧品やヘアカラーもたくさん揃えています。

 

ダイソーのコロコロ。お値段まさかの295ヌルタム(約501.5円)。

 

お会計。

 

お客は近所の人たち、帰宅途中の小中学生、インド人出稼ぎ労働者、在ティンプーの外国人…と幅広く、彼らがどういうものを買っていくのかを見ているだけで楽しくなります。エイト・イレブンをはじめとしたスーパーを通して、普段あまり取り上げられることのないブータンのある種の「普通の一面」を追ってみるのも意義深いのではないでしょうか。

ちなみに、スーパーはインドとの国境の町―つまりブータンの(陸の)玄関口―プンツォリンにもたくさんあります。ブータン国内各地までの輸送コストが上乗せされていない分そちらで買ったほうがたいていのものは安く買えるので、プンツォリン、さらに国境を越えたインド側の町ジャイガオンまで買い出しに行く人も多いです。

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