日本の外交官・杉原千畝は第二次世界大戦中、リトアニア・カウナスの日本領事館に赴任していた際、ナチスドイツに追われてきたユダヤ人に対して日本の通過ビザを発給し、約6000人の命を助けたと言われています。杉原の決断は、当時の日本の方針に背くものであったため、戦後杉原は外交官を解雇され、彼の功績は近年まであまり伝えられてはきませんでした。1985年、イスラエル政府に賞賛されたことをきっかけに次第に彼の名は人々に知られるようになりましたが、その功績の偉大さに鑑みれば、認知度は十分ではありません。当団体は日本・リトアニアを中心としてより多くの人に杉原千畝を知ってもらうため、様々な活動を行っています。さらに、リトアニア人学生との交流を通して国籍を超えた異文化交流を図っています。
Episode:過去に学び、今を生き、未来につなげる
文学部3年 先山 拓
第二次世界大戦のさなかナチスドイツは、ユダヤ人であるという理由だけで、多くのユダヤ人を社会的に排除し、組織的に大量虐殺していました。そんな恐ろしいことが、たった80年程前実際に行われていたのです。そんな中、自らの命を賭してまで多くのユダヤ人を救ったのが杉原千畝です。私は、彼がビザを大量発給した地リトアニアや彼の出生地岐阜県八百津町などを訪れ、彼がどのような思いでビザを発給したのか、そして、その功績の重要性について考えてきました。残念なことに、人種差別は未だに世界中に存在します。今すぐに世界から人種差別を無くすことはできません。でも、これからの世代を担う私たちにできることは必ずあると信じています。杉原は、自分を信じ、他の人を助けることの重要性を、時代を超え教えてくれています。私は、この団体での活動を通じて、さらに学びを深め、その学びをより多くの人に伝えていきたいと強く感じています。
代表者 | 名前:先山 拓 所属:早稲田大学文学部3年 |
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カテゴリ | 国際、教育 |
問合せ先 | [email protected] |
団体WEBサイト等 | Twitter : https://twitter.com/chiune_bpj
Facebook : https://www.facebook.com/chiunebpj |
メンバー数 | 26名 |
メンバー募集 | 随時 |
参加費用 | なし。リトアニア・ポーランド渡航費は10-20万円程度 |
活動時期・頻度 | 週1回のミーティング、年1回のリトアニア・ポーランド渡航(いずれも自由参加) |
パートナー団体 | カウナスジャパニーズサークル「橋」、カウナス杉原記念館、岐阜県八百津町、日本リトアニア友好協会 |
年間活動 | リトアニア渡航(8-9月)、国内合宿、高校での講義、早稲田祭 |