早稲田摂陵中学校・高等学校で「ボランティア講座」を実施しました
2017年11月13日(月)、WAVOC公認プロジェクトによる「ボランティア講座」を、大阪府茨木市にある早稲田大学系属校の早稲田摂陵中学校・高等学校(以下早稲田摂陵)にて中学3年生、高校1年生を対象に実施しました。参加したプロジェクトはアトム通貨実行委員会 早稲田・高田馬場支部事務局とSaopopoです。
この講座は、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)と早稲田摂陵との間で毎年行われており、その年に行われたボランティアプレゼンコンテストの上位入賞団体が早稲田摂陵へ訪問し、ボランティアを行うことの意義や学生ボランティアについて説明しています。
今回講演を行った各プロジェクトの代表である関根さんと亀山さんは、自分達が高校生活で力を入れていたこと、大学でボランティアを始めたきっかけ、ボランティア活動を通して自身が変わったこと、成長したこと等を中心に講演しました。
アトム通貨代表の関根さんは、活動を通じて相手の立場に立って物事を考える大切さを、Saopopo元代表の亀山さんは、周囲や団体という自分だけではない、皆の協力があって、初めてボランティア活動ができることに対する気づきについて語ってくれました。
WAVOCはこの他にも中高生向けに学生ボランティアプロジェクトがプレゼンをする機会を数多く設けることで、中高生のボランティアマインドの醸成に力を入れています。
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当日講演を行った学生の感想
アトム通貨実行委員会代表 早稲田大学社会科学部3年 関根康太
この度、早稲田摂陵中学高等学校にてボランティア講座をさせていただきました。私が代表を務めていたアトム通貨実行委員会は、早稲田大学の周辺地域で活動しています。そこで、身近な環境でのボランティアで学んだことを具体的に紹介しました。今回講演を聞いてくれた中学生や高校生にとっては、ボランティアは高尚なことだというイメージが強いかもしれません。さらに大学生活自体もなかなかイメージしにくかったかもしれません。しかし、今回の講演や彼らの経験によって、ボランティア活動を大学生活でのアルバイトやサークル活動と同じように身近に感じてもらえたら、うれしい限りです。
Saopopo元代表 早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科3年 亀山有希
高校生300人に対して話をするのは初めてで少し緊張しましたがとても良い経験になりました。また、3年間の活動の中で自分がどう変わったか振り返る機会となりました。
今回のテーマは「ボランティア活動を通した成長」だったので、5回のベトナム渡航を通してどう私の考え方が変わったかに重きを置いてお話させていただきました。早稲田摂陵高校の学生は、授業のプログラムで皆さんボランティア活動の経験があるということでした。しかし、これは必ずしも自主的というものではないということだったので、ボランティアにおいての自主性の大事さや、社会の中で自分と相手との関係でできる活動であることを認識する重要さについて少しでも学生に伝わっていれば嬉しいです。そして、途上国であるベトナムでのボランティア活動は、高校生にとってはイメージのしにくいものだったかもしれませんが、私の話をきっかけに海外ボランティアに興味を持って行動に移してくれる学生がいてくれることを願っています。
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■講演を行ったプロジェクト概要
アトム通貨実行委員会早稲田・高田馬場支部事務局:
アトム通貨は早稲田・高田馬場を中心に流通する地域通貨です。現在全国に展開しており、「環境」「地域」「国際」「教育」に貢献するイベントやプロジェクトへの参加でもらうことができ、加盟店などで利用することができます。アトム通貨プロジェクトは学生事務局としてアトム通貨の運営に携わっています。
Saopopo:
Saopopoは、ベトナム教育支援プロジェクトとして、中部の都市ダナンへ年2回渡航し、ベトナムの子ども達に、遊びを通した保育・情操教育を行っています。
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