2023年9月13日(水)、新しくスポーツに関する世界的な大学ネットワークGlobal Sport University Network(GSUN)が発足し、初回会合が開催されました。
GSUNは、米国のオレゴン大学と英国のラフバラ大学が連名で発起人となり、世界各国でスポーツの教育や研究に携わる大学による連携強化を図り、地球規模の課題解決につながるための活動を行う大学ネットワークです。
GSUNの設立趣旨について(同ネットワークのウェブサイトより抜粋)
The GSUN is a collective of universities from around the world that harnesses knowledge on sport to solve timely, complex problems. GSUN aggregates research, faculty insights and student energy to address topics that no one university could fully address on its own.
同ネットワークの立ち上げに当たり、2023年は6大陸9か国から評議メンバー(Council Members)を集め、英国のラフバラ大学で初回の会合を開催しました。
本学はを日本代表として参加し、活動の主体を担うスポーツ科学学術院より学術院長の松岡宏高教授、国際担当副学術院長の正木宏明教授が初回の会合に参加しました。
会合では、GSUNの理念や目的、大学間の連携の在り方、そして今後の活動の方向性について、一日かけて議論が行われました。
そこで、本学はオレゴン大学と共同で、学生交流(Student Mobility)について提案を行いました。
本学とオレゴン大学のパートナシップは長く、1977年にオレゴン州立大学連盟と締結した協定からスタートし、2017年には大学間の単独協定を締結し、学生の交換留学を行っています。
また、スポーツ科学学術院は同じく評議メンバーとして参加するドイツ体育大学ケルンとも2019年に箇所間協定を締結し、交換留学を行っています。これらの実績を紹介したうえで、単位互換を伴う交換留学についての提案を行いました。また、スポーツをテーマに、インターンシップやスポーツ実習・実地調査を含めた短期プログラムの可能性にも触れました。
発表するスポーツ科学学術院長・松岡宏高教授とオレゴン大学副学長のDennis Galvan教授
GSUNの評議メンバーは以下の10大学です(英語の大学名称のアルファベット昇順)
German Sport University Cologne |
Loughborough University |
Massachusetts Institute of Technology |
Nanyang Technological University |
University of British Columbia |
University of Cape Town |
University of Oregon |
University of Queensland |
University of São Paulo |
Waseda University |
今後のGSUN活動として、2024年に米国オレゴン大学での年次大会が予定されています。
今後、評議メンバーとなっている10大学のほか、一般参加大学や政府機関、スポーツ関連機関、産業界、メディアなど各セクターとの連携が予定されています。