健康スポーツ科学拠点では2022年度訪問教員として、ベルギー、ルーヴェン・カトリック大学(KUL)よりベネディクト・ファンヴァンセーレ先生(Professor Benedicte Vanwanseele) をお招きしました。11月22日、本拠点リーダーである正木宏明教授から所沢キャンパスにおいて記念品が贈呈されました。
ファンヴァンセーレ先生はバイオメカニクスの専門家として、とりわけランニングパフォーマンスの規定因子について多くの研究業績を打ち立ててこられた先生で、力学的な機序に加え、筋骨格系の解剖学的知識やトレーニング科学の知見を応用するスタイルで理論と実践をつなぐ研究も進めています。
本学術院は、KULと2018年に箇所間協定を締結しており、以来学生交流や研究交流を実施してきました。ファンヴァンセーレ先生は2022年度に初めて招聘しますが、これまで本学術院の川上泰雄教授とともに共同研究を進めており、また2021年度に開催したシンポジウムにもスピーカーとして登壇していただいています。
今回の滞在期間においては、集中講義やミニワークショップを実施していただきました。
2022年11月8日から11月18日までの間に実施した集中講義「Musculoskeletal biomechanics: from the lab to the field」は以下の内容となっています。
- The use of qualitative analyse and decision trees to make an analysis plan
- 3D Measurement techniques used in the lab
- Musculoskeletal modeling to improve sport performance
- Measurement techniques in the field
- Monitor sprint performance
- Monitor sprint performance in team sports
- The evolution of sports materials (helmets)
- The evolution of sports materials (running footwear)
- Monitoring musculoskeletal load
過去にKULに留学した本学術院の学生の記事はこちらからご確認ください。
https://www.waseda.jp/inst/sgu/news/2020/07/16/7749/