実証政治経済学拠点では、内藤 巧 政治経済学術院教授を新しい拠点リーダーに迎え、2022年度後半を新体制でスタートしました。また、同学術院の 尾野 嘉邦 教授 及び 上條 良夫 教授が同拠点プログラム・マネージャーに就任しました。
内藤 巧 (NAITO, Takumi)
政治経済学術院教授・実証政治経済学拠点代表
Prepare for Landing!
2014年度から10年間の補助を受けて継続してまいりました実証政治経済学拠点は、2023年度が最終年度となります。それ以前の21世紀COE、 グローバルCOE以来の教職員・大学院生の努力の結果、本学術院は政治学と経済学が融合する政治経済学の国内随一・ワールドクラスの研究教育拠点としての地位を築き上げてきたと自負しております。
私が政治学と経済学が融合していると考える最大の理由は、研究方法が共有されつつあることです。ゲーム理論を中心とした理論モデル、統計的因果推論、実験(サーベイ・フィールド・ラボラトリー)は、政治学者も経済学者も自分の興味に応じて当然のように使いこなしています。また、これらの手法は絶えず進化していくので、その進化についていくためには、国内外を問わず、各手法の第一人者に教えを受けなければなりません。
このため、本拠点は国際性を重視しています。海外から多くの研究者を招き授業やセミナーなどを行っていただくと共に、本拠点から多くの研究者を海外の研究機関に派遣し、トレーニングを受けたり、研究成果の発表を行ったりしています。このように、本拠点をホームにする研究者は、早稲田にいながら世界とつながっています。
本拠点の当面の目標は、2023年度までのSGU事業を無事に着陸させること、それ以降の本拠点の新たな離陸に向けて準備することです。ご関係の皆様からのご支援ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

上條 良夫 教授
<プロフィール>
内藤 巧 教授、尾野 嘉邦 教授、上條 良夫 教授
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