健康スポーツ科学拠点では、2022年度にJA (Joint Appointment) 教員として、英国・ラフバラ大学から、ディビット・ステンシル教授 (Professor David Stensel) をお迎えしています。この度、スポーツ科学研究科の集中講義として、”Exercise Metabolism” が2022年4月15日から4月27日までの間、対面とオンライン(リアルタイム)のハイブリッド形式で15回行われました。
本講義では、現代における世界的な健康問題の解決を図る研究者としての素養を身につけるために、身体活動(日常生活での行動や運動)と非感染性疾患、加齢、食欲との視座より、古典的理論から最新の研究知見まで、幅広いトピックを扱った講義が行われました。
また、当該分野において、国際学術誌の中でもハイインパクトジャーナルであるInternational Journal of Obesityの編集長を務めるステンシル先生のこれまでの経験に基づき、インパクトのある学術論文の執筆方法に関する講義も行われました。
学生によるプレゼンテーションが行われた回では、各プレゼンに対するステンシル先生の肯定的かつ建設的なコメントにより、学生のロジカルシンキング・クリティカルシンキングの技術が養われ、今後の研究計画やプレゼンテーションスキルに活かされる貴重な時間となりました。
ラフバラ大学は、QS社による世界大学ランキングで、スポーツ関連分野において6年連続で世界一位に選ばれており、ステンシル先生は同大学では研究科長でいらっしゃいます。スポーツ科学研究科の学生にとって、このような世界基準の教育を受講できるのは大変貴重な経験となりました。