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News through 2023

2023年度までのニュース

開催報告:SGU ワークショップ「Randomized Acts of Kindness: Evidence on the Effects of Medical Debt Relief」Dr. Raymond P. Kluender(ハーバードビジネススクール)

早稲田大学スーパーグローバル大学創成支援事業 実証政治経済学拠点は、ハーバードビジネススクールよりRaymond P. Kluender (ASSISTANT PROFESSOR OF BUSINESS ADMINISTRATION) をお招きして、2023 年 11 月 24 日「Randomized Acts of Kindness: Evidence on the Effects of Medical Debt Relief」と題する講演会を開催いたしました。

Kluender助教授は、アメリカにおける医療費に関する負債が人々の消費行動及び心理的健康に与える影響に関する研究報告を行いました。アメリカの6人に1人が支払い不能の医療費を抱えており、その総額は1400億ドル以上にのぼります。この深刻な問題に対して、Kluender助教授たちの研究チームはRIPMedical Debt とよばれる慈善団体とパートナーシップを組み、80000世帯以上にわたる1億7500万ドルの医療費債務帳消しの効果について、ランダム化比較試験を用いて分析を行いました。なお、本ランダム化比較試験については、New York Timesにも取り上げられています。

進行中の研究ということもあり、本レポートに詳細な結果を記すことはできませんが、医療費債務帳消しが、人々の消費行動及び心理的・肉体的健康に与える影響を詳細に分析しており、今後の健康保険制度の設計に対して非常に重要な政策的示唆を与える研究でありました。また、米国の健康保険制度に関する研究ということもあり、多くの参加者にとってその詳細や問題点について馴染みのないものでありましたが、Kluender助教授の丁寧な説明により、研究の分析デザインやその政策的重要性について学ぶことができました。

また、Kluender助教授はセミナーの前に個別面談の時間も取ってくださり、米国大学院進学を希望する学生に対して数多くの有益なアドバイスをいただきました。

Kluender助教授

講演会の様子

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