2018年2月14日~15日にかけて、豪モナシュ大学理学部の副学部長、学科長らが訪問団としてナノ・エネルギー拠点を来訪しました。14日には直近の教員・学生交流をにらんだ”2018 Monash-Wased Joint Workshop on Energy and Nanomaterials”を実施、農業大国であるオーストラリアにおける食品系バイオマスやグリーンケミストリーなど研究活動紹介がありました。15日には本学教務部副部長である本間教授、国際部副部長である理工学術院鹿又教授らと理工系分野での教育研究連携の拡大・深化について協議しました。

廃棄食品のバイオマスとして利用について紹介するモナシュ大学パティ教授(左・理学部 国際担当副学部長)、講演するモナシュ大学 Follink教授(右・化学科 学科長)

本学卒業生でもあるモナシュ大学 齋藤准教授(左)、本学の研究施設を見学するモナシュ大学一団(右)
モナシュ大学とは21世紀COEプログラムの頃より十数年にわたり、教員・学生の交流を続けており、2016年4月には博士学生の共同指導を行うJoint Supervision Programを開始、本学学生を派遣するなど連携実績を重ねてきました。
昨年12月に拠点リーダーの西出教授が先方を訪問したことをきっかけに、これまでの連携をさらに一歩進めるための協議をスタート、今回の来訪により、理工学のより広い分野での連携や、双方の強みを活かした大学院生交換プログラムの検討に着手することとなりました。大学院生交換プログラムは早稲田‐モナシュならでは強み――モナシュ大学はその国際的な教育研究環境を、早稲田大学は日本の産業界との結びつき――を活かしたものとなる予定です。その第一歩として2018年度にはモナシュ大学から本学へ2名の博士学生派遣が計画されています。また、将来的には学部生向けのプログラムについても検討を進める予定です。

今後さらに連携・協働を進めるための施策について話し合うモナシュ大学理学部訪問団と本学教務部副部長 本間教授、国際部副部長 鹿又教授、ナノ・エネルギー拠点リーダー 西出教授