2020年11月24日から2021年1月26日の期間で実施された、ハンガリー体育大学のDr. Radak Zsoltによる15回シリーズの講義” The Physiology and Biochemistry of Physical Training”が最終日を迎えました。1月26日はWaseda Moodleに配布している講義資料に加えて、ハンガリーと日本との間で2回目となるリアルタイム配信によるオンラインディスカッションが行われました。Dr. Radak Zsoltと本学の鈴木克彦先生が、前回に続きコーステーマに詳しいゲストスピーカーを招き、最新の研究状況や日本とハンガリーのCOVID-19に関する現在の問題点などを報告し合いました。参加者全員が発言できる様に、先生方が質問や意見を丁寧に聞き出して、ファシリテーションしながら進行していきました。本学の学生が進めている研究に対して、Radak先生の研究室や鈴木先生の研究室の研究者から関係するデータや論文の紹介があり、よい学術交流の場となりました。
- Conversation by Dr. Zsolt and student
今年度の本コースは全てオンラインのみでの講義となりましたが、通常では聞くことがない海外研究者との意見交換を行うことができ、授業担当教員以外の若手研究者などから、互いに情報を提供し合う良い機会となり、英語のスキルアップや学習だけでなく、とても有意義な講義となりました。講義は1月26日で終了致しましたが、引き続き授業内容の中で興味を持ったトピックをまとめたレポート提出の課題があります。また来年度でも、新しい形での講義が期待されます。
- Discussion by guest speakers
コース概要は以下の通り。(シラバスより抜粋)
Reactive oxygen species (ROS) are important to exercise-induced adaptation. The present course is going to focus on this, emphasizing the role of acute and regular exercise, aging, and organ specificity, especially skeletal muscle and brain. We will discuss the involvement of ROS in aging, mitochondrial biogenesis, muscle soreness and diseases prevention.