早稲田大学スーパーグローバル大学創成支援事業・実証政治経済学拠点では、2023年12月から2024年1月の6週にわたり、Waseda-Essex Scientific PoliSci/IR Collaboration and Exchange(通称、WE-SPICE)を実施しました。政治学分野で英国トップスクールであるエセックス大学と早稲田大学の研究者が互いに刺激を与えるという趣旨で、大学院生から若手教員、そして大規模プロジェクトを率いる教授クラスまでがまだ刊行されていない論文を持ち寄り、回ごとに同じテーマにおいて討論をし合う場となりました。テーマは、比較政治から国際政治まで多岐にわたり、方法論的にも社会科学実験、機械学習、量的テキスト分析、セマンティック・ネットワーク分析など幅広いテーマをカバーしました。
エセックス大学 Han Dorussen教授からのコメント
エセックス大学側の世話役であったHan Dorussen教授は、昨年や一昨年に引き続いて有意義なワークショップが開催できたことに謝意を表明されていた。オンライン形式で1時間の濃密な時間を共有でき、効果的な対話の場になっていると評価をされた。このように成功裏に実施できたことを踏まえ、今後も継続していくことで意見が一致しており、WE-SPICEを次年度以降も継続する方向で計画しています。
参加学生の声
「新しい方法やデータに関して学ぶことができて参考になった。」
「討論の作法のようなものを把握することに役立つように感じた。また是非参加したい。」
「同じ政治学でも英国と日本では違う解釈をしているような場面など、国際的な知的交流の重要性を理解できた。」