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2024年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 授与式

2025年2月3日、早稲田大学大隈会館にて、早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 授与式が行われました。
本学では、独創的研究の推進と国際的な情報発信力の強化を目的として、大型研究プロジェクト推進(Large Research Project)と国際研究発信力(High-Impact Publication)の部門で研究者を表彰しています。

授与式では、天野嘉春研究推進部長より開式がなされ、田中愛治総長より祝辞が述べられました。若尾真治研究推進担当理事が本学の研究活動について、さらなる国際的な活躍を期待すると述べました。表彰は田中総長より一人ずつ手渡されました。
同時に、ティーチングアワード総長賞の授与式も開催され、祝賀会では、各受賞者たちが分野を超えて歓談する姿がありました。
受賞した研究者と受賞のコメントは以下の通りです。詳しい研究内容は各リンク先または「2024年度早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD の受賞者が決定」をご参照ください。

大型研究プロジェクト推進(Large Research Project)(50音順)

※前年度実績に基づく

青木 隆朗 教授(理工学術院)

研究課題名:ナノファイバー共振器 QED による大規模量子ハードウェア

コメント: 情報技術に大きな革命をもたらすことが期待される誤り耐性型汎用量子コンピュータの実現に向けて、様々な物理系に基づくハードウェア方式の研究開発が精力的に進められていますが、いずれも量子ビット数の大規模化において大きな技術的課題を抱えています。本プロジェクトでは、早稲田大学において独自に創出したナノファイバー共振器QED技術に基づき、光ファイバー接続による大規模な分散型量子コンピューティングが可能な新しい量子ハードウェアの実現を目指しています。
今回の受賞を励みに、本技術の社会実装に向けた研究開発をより一層、推進して参ります。
由良 敬 教授(任期付)(理工学術院)

研究課題名:1細胞/微小組織マルチオミックスのオールインワン解析による生命科学研究の支援

コメント:早稲田大学において、空間オミックス解析を推進する場所を設置させてもらうことになり、大変光栄です。現在の生命科学や医学薬学は、細胞とその内部の分子の状態を高い時空間分解能解析した結果に立脚する段階まできています。日本医療研究開発機構が実施する生命科学・創薬研究支援基盤事業のもとで細胞内部のゲノムや遺伝子発現を測定する最先端装置と、大規模な出力データを解析するための計算機を取りそろえ、がん組織内での細胞の多様性や脳における遺伝子発現などを明らかにすることができるようになりました。生体組織の様々な場所でのオミックス測定とバイオインフォマティクスによるデータ解析技術組み合わせて全国の生命科学研究者の活動を支援し、今まで知られていなかった新たな生体機構を明らかにしていきます。

国際研究発信力(High-Impact Publication)(50音順)

荒尾 与史彦 准教授(理工学術院)
コメント: 早稲田大学リサーチアワードという大変名誉ある賞を頂き、この上なく光栄に存じます。ご指導くださった先生方、一緒に協力して研究を進めてくれた学生のみなさんのおかげです。心より感謝申し上げます。私の研究では、より軽量で高強度な材料を生み出し、かつそれが低エネルギーで循環するようなプロセスを確立することを目標としております。少しでも社会に貢献できるような研究を世界に発信して参りたいと思っております。今回の受賞を励みに、より一層研究活動に邁進していく所存です。

<研究内容紹介>

 

鈴木 駿吾 次席研究員(研究院講師)(グリーン・コンピューティング研究機構)
コメント:この度はこのような名誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。これまで一緒に研究に取り組んできた国内外の共同研究者の皆様と、たくさんの気づきを与えてくれた指導学生の皆様に、心より感謝申し上げます。早稲田大学着任以降、研究成果の社会実装へ向けて文理融合型の学際的な研究を中心に取り組んできました。今回の受賞では、その取り組みだけでなく、これまでの基礎研究による理論的な貢献も評価していただき、身に余る思いです。今後は研究者として学術分野の発展に貢献しつつ、次世代を担う若手研究者の育成にも尽力していきたいと考えております。

<研究内容紹介>

 

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竹野内 恵太 講師(任期付)(文学学術院)
コメント:この度は光栄な賞を頂戴しまして嬉しい限りです。これまでご指導いただいた先生方、議論を共有いただいた諸先輩方・後輩諸君、また選考委員会の皆様に格別の感謝を申し上げます。私が専門とする考古学は、土中・砂中に眠る物質資料を対象として、幅広い視点と多様なアプローチ、豊かな想像力から人類の活動パターンと過去社会の復元を旨とする学問です。ただ、そのまなざしはいまとこれからの私たちの「可能性」にも向けられていると信じています。この望外な賞を胸に、そのような姿勢をもって自身の研究を深化させ、今後も国内外問わず積極的な発信を心がけていきたいと思います。

<研究内容紹介>

 

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張 溪超 次席研究員(研究院講師)(理工学術院)
Comment:I am very happy and honored to receive this year’s Waseda Research Award (High-Impact Publication). I joined the Mochizuki Group at the Faculty of Science and Engineering in 2023 and have been collaborating with many researchers at Waseda University and other institutions in Japan and around the world. My research interests encompass spintronics, magnetism, and mesoscopic phenomena. At Waseda University, I started to focus on some interdisciplinary topics that put concepts from biological physics, soft matter, and fluid dynamics in contact with important questions in spintronics. Waseda University is an excellent platform for diverse and interdisciplinary research, which also actively fosters international collaborations. At Waseda University, I have had many opportunities to meet and work with leading researchers. I would like to express my sincere gratitude to Waseda University, President Tanaka, the award committee, my research group, and all my fantastic collaborators for their support and for this prestigious award.

<研究内容紹介>

 

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細川 正人 准教授(任期付)(理工学術院)
コメント:この度は栄誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。目に見えない小さな微生物達のDNAを精密に解析する革新的な技術の開発に取り組み、10年以上の歳月を経て、その技術は創業したスタートアップを通じて世界の研究最前線で活用されるまでに至りました。私たちの技術は、海洋や土壌、人体内部に存在する未知なる微生物の世界を覗き、その驚くべき可能性を解き明かすものです。今後は、この技術で得られた知見を医療や環境保全など、私たちの暮らしの質を高める様々な分野で活用してまいります。この成果は、多くの共同研究者や学生たち、そして早稲田大学の充実した研究環境があってこそ実現できたものであり、改めて関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

<研究内容紹介>

 

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