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2022年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 表彰式

2023年2月2日、早稲田大学大隈会館N201‐202会議室で、早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 授与式が行われました。
本学では、独創的研究の推進と国際的な情報発信力の強化を目的として、大型研究プロジェクト推進(Large Research Project)と国際研究発信力(High-Impact Publication)の部門で研究者を表彰しています。

田中愛治総長より祝辞が述べられ、若尾真治研究推進部担当理事が本学の研究活動についてさらなる国際的な活躍を期待すると述べました。表彰は田中総長より一人ずつ手渡されました。

なお、受賞した研究者と受賞のコメントは以下の通りです。詳しい研究内容はそれぞれのリンクか、または「2022年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD の受賞者が決定」のニュースをご参照ください。

大型研究プロジェクト推進(Large Research Project)(50音順)

※前年度実績に基づく

川西 哲也教授(理工学術院)

研究課題名:テラヘルツ帯通信の高密度化・長距離化に関する研究開発

コメント:テラヘルツ波は発生・検出の困難さ、大気損失の大きさなどからこれまで利用が進んでいませんでしたが、その帯域の広さから通信ネットワークに革新をもたらす新たな伝送メディアとして注目を集めています。テラヘルツ波通信は近距離をターゲットにしたものがほとんどでしたが、本研究では性能の高い増幅器やアンテナ、信号処理を融合し、その長距離化と大容量化を目指しています。私自身は長年、光デバイスの研究に携わって参りましたが、無線伝送をご専門とされる佐藤拓朗先生をはじめ、各分野の専門家に参画いただいており、電波と光の中間的性質を持つテラヘルツ波の研究を推進する体制が整ってきたと自負しております。この場をお借りしてご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

菅野 重樹教授(理工学術院)

研究課題名:一人に一台一生寄り添うスマートロボットAIREC

コメント:少子高齢化の中で、医療福祉施設、家庭、オフィス、工場などあらゆる場面で人を支援するロボット導入期待されています。しかし、人への適応能力、人と調和可能なAIの実装、安全性の実現など難しい技術課題が山積していますこの背景の下、JSTムーンショット目標3においてAIREC (AI-driven Robot for Embrace and Care)の研究開発を開始しましたAIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボット、工学、医学、社会学など学際的なアプローチで2050年までに実現することを目指しています今回の受賞にあたり、プロジェクトに関わる全ての方々に心より感謝申し上げるとともに、研究開発これからも一層尽力したいと思います 

竹山 春子 教授(理工学術院)

研究課題名:土壌微生物叢アトラスに基づいた環境制御による循環型協生農業プラットフォーム構築

コメント:この度は、リサーチアワードに選出いただきまして、誠にありがとうございます。
国の政策であるムーンショット型研究開発(目標5)の一端を担う立場としての受賞となりました。このような大型プロジェクトは到底一人で進められるものではなく、プロジェクトに参画している研究者、さらにはサポートをしてくださっている事務方の皆様のご尽力のおかげであると感謝しております。この場をお借りして、関係する皆様に心より感謝申し上げます。ムーンショット研究も2年が過ぎ、社会実装の成果も求められております。悪戦苦闘の毎日ではありますが、この受賞を励みに新たな気持ちで研究に邁進したいと思います。

国際研究発信力(High-Impact Publication)(50音順)

内原 卓海 講師(任期付)(理工学術院)

コメント:この度は大変名誉ある賞をいただき、ありがとうございます。第二言語語彙習得メカニズムの解明と教室環境下における外国語指導に貢献すべく、これまでの研究に取り組んできました。現在までの研究成果のほとんどが国内・外の研究者の方々、そして学生の皆さんとの共同研究によるものです。研究プロジェクト企画から論文作成まで様々な過程でご協力いただいた皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。今後は、脳科学や心理学などの他分野の知見を活かして学際的な研究活動を実践していきます。より一層情熱をもって世界への研究発信に尽力していきたいと考えております。 

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<研究内容紹介>

 

君塚 弘恭 准教授(社会科学総合学術院)

コメント:この度は、大変光栄な賞をいただきありがとうございます。学部生の頃から、近世フランスにおける海上交易ネットワークを解明する研究をして参りましたが、その間、ご指導いたただいた諸先生方、刺激を下さった研究者の皆様方に感謝申し上げます。海域をまたいで活動する人々が織りなす歴史は、グローバル・ヒストリーの重要な一分野を構成するテーマであり、地域社会の構造を解明することにもつながっております。今回の受賞を励みにして、今後さらなる国際的な研究発信と教育活動に取り組んでいきたいと考えております。引き続き、ご指導・ご鞭撻を賜りますよう、お願い致します。

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<研究内容紹介>

 

センゲニ アナンタラジ 次席研究員(研究院講師)(理工学術院)

コメント:I am extremely happy and truly humbled at the same time to have been selected as one of the winners of this year’s (2022) Waseda research award (international research dissemination). I have known about this award from my colleagues at the Noda-Hanada lab and from the digital signage/posters featuring previous years winners across campuses. I never thought I would be the one to receive it this year. It truly came as a surprise and I very much loved it. In fact, for early-career researchers like me, prestigious recognitions like this one are what will help us grow professionally in the international arena and bring us into the limelight. Hence, I am indeed thankful for receiving this award. Even though the pandemic-hit years have been so difficult in carrying out regular research activities, I am glad that I found alternative ways with the help of my colleagues and collaborators to still be productive and I think that may be one of the reasons why I have been selected for this award. Hence, I thank all of them (my colleagues and collaborators) that traveled with me in these tough times. Also, I must acknowledge here that this award has renewed the height of my motivation I had in my work and given me hopes that honest work will never go unappreciated. I also feel that I have been given a bigger responsibility now to work harder and make the world a tiny bit better place that I could. Finally, I would like to thank the nominator(s), selectors, and all those who believed it is worth conferring this prestigious award to me this year. Thank you all very much! 

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<研究内容紹介>

 

竹澤 晃弘  教授(理工学術院)

コメント:この度はこのような名誉ある賞を受賞することができ、大変光栄に思っております。着任時より早稲田大学の高い研究レベルに付いて行けるのかという漠然とした不安がありましたので大変な励みになります。研究者の道を示して頂きました恩師、これまで一緒に研究をして下さった学生の皆様、共同研究者の皆様、様々な活動をサポートして頂きました早稲田大学教職員の皆様に心より感謝を申し上げます。研究はマラソンのようなものだと思っておりまして、卒業研究をスタート、定年をゴールと考えると、まだ折り返し地点にも達していない浅学の身です。自分自身が納得した形で完走できるよう、今後も精進して参りたいと思いますので、ご指導ご鞭撻の程どうぞよろしくお願い申し上げます。

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<研究内容紹介>

 

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